ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

冬季うつ病

 「たとい「不平を忘れ、憂うつな顔を捨てて、明るくなりたい」と私が言いましても、私の受けたすべての苦痛を思うと、私はおびえます](ヨブ(9:27−28)。
 1月22日の福島民報折り込みの情報ナビに「冬季うつ病若年と高齢者に多く」という題の記事がありました。この言葉は初めてです。
 私はかつて引っ越しうつ病というよくある病になった事があります。かなりの重症で死にたいと思いました。
 他にも愛する人や家族を喪失した時や、隣り近辺の騒音などの持続などでもうつ病は発症します。
 人生はいつも順風満帆ばかりではありません。むしろ悲しみや試練の時のほうがよほど多いのではないでしょうか。そうした経験を経て、人は成長してゆきます。
画像はhttp://portal.lighttherapy.jp/sad/post_105.htmlからお借りしました。
 この冬季うつ病は、「秋から冬にかけての寒い時期が訪れると気分が優れないなどの症状が出る」そうで、最近特に高齢者と若者に目立ちます。
 神は創造の初めに「季節」を造り出されました。そしてノアの洪水後は、「地の続くかぎり、種蒔きと刈り入れ、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜とは、やむことはない」と言われました。
 そのように冬の寒さは当然訪れ、昔から人々はその対策をいろいろ講じて来ました。
 ところが近年の家はこの寒さを遮断する為、密封性の優れた素材を用いるようになり、人は年中同じようなに快適な環境に住むようになりました。そうした人がひどい寒波の襲来の中外出すると、それが居座り続けている限り、帰宅してもやる気が出なくなったり、落ち込んだり、集中力が続かなくなるような症状が出て来るのだそうです。
 今私の震災で破損した家は障子戸がきちんと閉まらず、すきま風がぴゅうぴゅう吹き込んで来ます。あまりの寒さに、石油ストーブを数年ぶり使い始めましたが、使っていなくても、ブログや普通の日記、会計簿などを入力していると、不思議にその寒さを感じません。これは集中力が持続しているからだと思います。それに補修はこれからもずっと続くので、落ち込んでいる暇もありません。
 むしろ私を含め14軒の家々が静かで、昼夜静寂そのものですから、ふっと独り者である事の侘しさを感じる事はあります。
 労働形態が変化し、昼夜逆転した生活を送る若者たち、そして家に閉じこもりがちな高齢者の方々は、かなり「季節に順応する力がなくなってきています」。
 解決策として大宮の「ひるまこころクリニック』院長昼間先生(本名?)は、「日中は外に出て太陽の光を浴びる。食事を規則正しく取り適度な運動をして、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの量を増やすことが大事です。セロトニンは意欲や不安感をコントロールし、睡眠のリズムを保つ役割があります」と話しています。
 いかに寒くても、快晴であれば、太陽光という大きな恵みがあります。私はその中で、日中雑草取りをしたりしています(葦刈りが一番大変)。そして糖尿病なので食事の内容は、絶えず研究し、楽しみながら作っています。そしてウオーキングは毎日行っています。
 昔は存在しなかったであろう冬季うつ病、これはまさしく飽く事なく快適さのみ追求する人間のなせるわざです。しかも企業の経営者は容赦もなく雇用形態を変え、若者たちの正規社員と派遣社員の差別を拡大させています。後者に冬季うつ病は多いと推測します。経営者は「罪」作りの人です。
 「暑さと寒さはやむことはない」と神は言われたのですから、そのように構えて規則正しい生活を送る事が出来るよう、雇用者側に働きかけ、昼働き夜は寝るという全うなリズムを求める要求をする事が不可欠です。お年寄りなら天気の日に外で友人と一緒に歩く事が大切でしょう。