ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

福島で盛んなイルミネーションだが

 「暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」(マタイ4:16)
 都会にいた時のイルミネーションなんて、暮れに東京に行った時、駅の八重洲南口から有楽町方面に向かいながら歩いていて、あっきれいだなと思ったくらいで、およそ関心はなかった。
 それから3・11の東日本大震災が生じ、松戸あたりでもエレベーターの停止とか、輪番停電の実施などがあり、消費電力の節制には随分過敏になっていた。
 そして7年9ヶ月が経過し、ここ福島でも至る所でイルミネーションが復活し、各地で工夫を凝らして派手な飾りつけがされている。
 私は教会のチャペルがある南相馬市小高区に、だいたい月1回教会の方々と共に行き礼拝している。ここの名物と言えば、町ぐるみで行うイルミネーション事業だろう。11月から始まった。

 画像は昨年12月帰りがけでも見たと思うが、チャペルからも一番近くにある。http://odaka-kanko.jp/c-event/index05.htmlで閲覧出来る。今年は帰りのルートで寄らなかったので見えなかった。
 またいわき市泉の本拠「翼の教会」でも、その飾りつけが始まった。すごくきれいなので、夜そこに向うと、直ぐ分かるし、何よりもこの光、救い主イエス・キリストの降誕を象徴するものとして目立つ。大震災時福島第一原発から一番近い大熊に立派な会堂があったし今もあるのだが、そこは帰還困難区域で、立ち入り禁止となっている。古くからの教会員はさぞ無念だろうと推測する。
 その為転々と避難生活を送り、この泉町で不死鳥のごとく甦ったのである。

 白内障が進み、車の運転は夜間控えているが、夕方になると見え始める。まるで冒頭の聖句を「地でいく」という印象である。
 北海道で大規模なブラックアウトが生じたのは記憶に新しい、そこに住む人々は本当に光を恋い焦がれた事だろう。
 ではイルミネーションはと言うと、それに使われているLEDの電気代は馬鹿にならない。
 きれいなのは間違いないが、あの大震災を想う時、どうも気にかかる。およそ8年前と同様、関心が一向に深まらないのだ。自分はけちで異常なのか?それでもいい。聖書にちりばめられている真の光を毎日眺められるのだから。