ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

根強い馬や鶏の生食

 6月17日の朝日新聞に「生食郷土料理、安全どう守る」という題の記事がありました。
 生食の事が問題になるのは、富山、福井、横浜などで5月始め頃に食中毒事件が続けて発生した為です。その時の原因は主として焼肉チェーン店で生肉のユッケなどを食べた為に、腸管出血性大腸菌に感染した為と分かりました。感染した人々はいずれも重篤で、結局数名の方が死亡しました。
 このユッケとはどんな生肉料理なのでしょうか。グーグルから画像を借用しました。

 それは韓国の牛生肉を用いた料理である事が分かります。牛モモ肉などを細く切り、ごまやネギなどを添え、醤油、ごま油、砂糖などで味付けし、中央に卵黄を乗せて出すようです。画像を見ますと、牛のひき肉をいっぱい盛ったような感じですが、新鮮な牛のモモの赤身を使うそうです。
 しかしこの牛モモ肉のなまがいけませんでした。そこに強毒の大腸菌O111が巣くっていました。かつて大腸菌O157による集団中毒事件があって、その番号は記憶していましたが、O111というのは初めて知った次第です。
 こうした病原性大腸菌は牛肉のステーキ料理のうち、肉の表面部分だけが焼けただけのレアにも巣食うそうです。私は小腸や大腸をかなり手術で切り取っていますから、この朝刊出血性の大腸菌に見舞われたらひとたまりもないでしょう。これからも「なま」は絶対食べないようにします。
 ところで上記朝日の記事ではこの牛肉ではなく、馬の生肉を使った熊本の「馬刺し」、宮崎の「鶏のたたき」が紹介され、そうした地域では生食の危険世をどう抑えているのか、ルポしています。それによりますと、熊本市は「馬肉は生で食べるという前提」になっているので、市の衛生検査体制は徹底しており、厳重なチェックがされているそうです。ですから生肉食品安全には自信を持っているようです。宮崎ではどうでしょうか。実は鶏肉には生食用衛星基準がない為、多少とも危険性はあるとの事です。ルポからすると、鶏の生食は出来るだけ避けたほうがよさそうです。
 では聖書にはどんな事が載っているのでしょうか。
 「それどころか、人々が脂肪を焼いて煙にしないうちに祭司の子はやって来て、いけにえをささげる人に、「祭司に、その焼く肉を渡しなさい。祭司は煮た肉は受け取りません。生の肉だけです。」と言うので、人が、『まず、脂肪をすっかり焼いて煙にし、好きなだけお取りなさい。』と言うと、祭司の子は、『いや、いま渡さなければならない。でなければ、私は力ずくで取る。』と言った。このように、子たちの罪は、主の前で非常に大きかった。主へのささげ物を、この人たちが侮ったからである」(サムエル第一2:15−17)。
 これを見ますと、神に仕える祭司エリは子育てに失敗した為、2人の息子は「よこしまな者」となっていました。彼らは主の律法に反し、動物の生肉を好み、それをたしなめられると、力ずくで奪い取って食べていたようです。中毒は起こしませんでしたが、敵との戦いの最中、激しい疫病で死にました。主なる神からの刑罰でした。とにかく肉は「なま」で食べないのが賢明だと言えます。