ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

コーヒーを多く飲むと2型糖尿病予防になるか

 ハードディスクを整理していて、今年1月半ばに出た論文を逃していました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームによる論文「なぜコーヒーは糖尿病から身体を守るか」です(http://www.uclahealth.org/body.cfm?id=561&action=detail&ref=1574)。
 コーヒーが2型糖尿病発症予防に良いという事は以前から言われていたそうですが、これまでその効果の仕組みはよく分かっていませんでした。
 新しい研究によりますと、2型糖尿病進行に一役買っていると考えられていた性ホルモンであるテストステロンとエストロゲンの生物活性は、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)というタンパク質が抑制していますが、コーヒーを一日4杯以上飲む人(今回の対象は女性)の血漿で、そのSHBGの濃度が増加するという事が分かったそうです。この研究にはUCLA博士課程在籍中の日本人研究者後藤温(あつし)氏も関わっていました。
 研究は米国のほぼ4万人の女性で、糖尿病である事が判った359人と、そうでない359人を対照群として、長期にわたり調査しました。
 その結果毎日コーヒーを4杯以上飲む女性は、そうでない女性よりも有意に高いSHBG濃度があり、且つまた前者を後者と比較すると、実に56パーセントも糖尿病を進行させなかったそうです。
 この研究調査は女性だけでしたが、男性の場合も適用出来る事を実証してもらいたいものです。私も毎日コーヒーを6杯は飲みますが、それで「糖尿病もどき」は進展しないという実感がありません。最近新しい糖尿病薬「ジャヌビア」を処方してもらい、やっと平均値が急降下した経緯があるので、更なる研究が必要でしょう。
 ところで別のサイトを見ますと、そのコーヒーに砂糖とミルクをいっぱい入れて飲むと、逆効果になるという警告がありました。ちなみに私の場合はマリームとイコールスイトナーという人工甘味料です。さらに市販の砂糖入り缶コーヒーの場合、その糖分は相当高いので、糖尿病の人で水分補給が必要な場合、そうした缶コーヒーは絶対避けるべきです。
 聖書ではどうでしょうか。勿論コーヒーの事は出て来ません。健康との関わりで勧めがされているのは次の箇所です。
 「これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、たびたび起こる病気のためにも、少量のぶどう酒を用いなさい」(テモテ第一5:23)。
 これはパウロという伝道者が若いテモテという比較的虚弱な牧会者に対して命じた箇所です。聖書時代の聖書地では水事情はあまり良くなかったようです。そこで盛んに栽培されていたぶどうの木から作られたぶどう酒を「少し」飲むのは、身体のために良いという事がこの箇所から分かります。おそらくぶどう酒に含まれるフマール酸が健康の為に良いのだと思われます。
 但し上記コーヒー缶のように「飲み過ぎる」のは駄目です。特にぶどう酒はアルコール分が高いわけですから、泥酔し肝臓病の原因にもなります。
 ですから健康な信徒がぶどう酒を飲むのは、神により禁じられています。
 「酒(=ぶどう酒)に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです」(エペソ5:18)。