ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

2型糖尿病の人は夕食後に運動すべきです

 「しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまねいて、また休む」(箴言6:10)。
 2015年2月19日のユリイカラート学術雑誌サイトに、上記の題の論文紹介がありました。ミズーリ大学のジル・カナリー教授らによる研究結果です。
 2型糖尿病はは血中のブドウ糖が正常より多くなる病気で(脂肪も)、インスリンの働きが低下して起こるとあります。一方1型は自己免疫疾患も絡んでおり、そう多くはなさそうです。私は病院で調べてもらった時、著しい膵臓の萎縮があると言われました。運動や食事は気をつけているつもりですが、この論文はまた別の意味で看過出来ないと思いました。
 この血糖や脂肪の量が増えると、脳卒中や心臓発作といった循環器疾患の危険性を増加させます。そこで運動は必須になります。問題はその運動する時間帯です。朝・昼・晩と食後にほぼ均等な割合で運動する人が多いと思いますが、カナリー教授は特に夕食前後の運動に注目しました。
 参加者には夕食前と、夕食後の45分間という事で、抵抗運動トレーニングというものを行ってもらいました。これはhttp://www.m-junkanki.com/lectures/0410reg/0411-reg1.htmlに詳しく載っています。


 「leg curls」(脚の屈筋を強化するための運動、左図)、「seated calf raises 」(座ったままふくらはぎを鍛える運動、右図)、「abdominal crunches」(腹筋の引き締め運動、)などが実施されました。

 画像はいずれもネットから借用。
 すると夕食前に抵抗運動をした人は、ただその血液の糖の量を減らしただけでしたが、夕食後に運動をした人は、糖と脂肪の量を両方とも減らす事が出来ました。ちなみに夕食は控えめな炭水化物のものでした。
 カナリー教授はそこから、夕食後の抵抗運動が糖や脂肪の量を減らすのに最も強力な効果がある事が分かったと言っています。
 しかし油断大敵、この効果は翌日まで持続しません。ですから毎日抵抗運動を夕食後に行い、改善を維持するのがよいと、カナリー教授は示唆しています。
 *私たちはだいたい夕食後は運動せず、寝る前に腹が空くので、つい間食してしまいます。簡単な抵抗運動を無理せず毎日続けたいものです。