ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

大震災から6年これからがスタート

 「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです」(ピリピ3:14)
 2017年1月29日の福島民報によると、今村復興相は福島の復興の進捗状況について、「三月で七年目に入る。マラソン(四二・一九五キロ)で言うと三十キロ地点に来ている」と発言しました。そんなものかなと受け流していたところ、2月5日の福島民報あぶくま抄では、その「おおよそ三十キロでコースアウトする場合が多い」と反駁していました。コースアウトというカタカナ語の意味は「各種のレースで誤ってコースを外れること」とあります。
 ですから内堀県知事はこの時の会議のあと、「風評被害や避難区域の存在を念頭に『まだスタートラインに立っていない地域もある』」と、苦言を呈しました。なるほどと思いました。国と県民との認識の大きなズレです。
 実は私もやっとこのスタートラインに立ったばかりです。しばらくブログを更新出来ませんでしたが、朝から晩まで我が家の損傷した床を修理していて、それどころではありませんでした。
 庭のほうは30キロを越えたと思っていますが、持ち主が3・11直後施設で亡くなった事もあって、家の中は全く手つかずでした。手伝ってもらって一緒にやろうと思っていた6畳と4畳半の畳の損壊修理は、その人の遠い場所への転勤(週末にしか戻って来れません)で不可能となり、一念発起単独で行なう事になりました。

 左図が1015年10月20日視察した時の4畳半の畳の損傷です。半分は完全に駄目になっており、引っ越しをした時応急処置で下の土間に落ちないよう板を重ねて渡したままでした。左端に見えるベッドもがっしりした造りだったので、余計土台に負荷がかかったようです。毎日ひやひやしながら過ごしていました。

 そこでまず畳を上げて中を見ると、こんな状態でした。右図の根太とその上の下地板が折れたり、ぼろぼろに腐っていました。その下地板の上に畳が載っています。
左図が床下の構造を示しています。束石の上に縦にあるのが床束と呼ばれるもので、我が家ではそれはまあまあでしたが、その上に来る大引きは少し?で、さらにその上の根太と下地板の破損はひどく、調べてみたら何とシロアリによるものでした。根太の中身はスカスカ。下地板も同様、今回は4畳半の半分を友人からもらった廃材でまかないました。
 畳は裏がぼろぼろで、そのまま使う事が出来ず、フローリングにする事にしました。それをホームセンターで売っているコンパネで作ろうというわけです。しかしそれは畳より薄いので、隣の部屋の畳(これは残すつもり)との間に段差が出来てしまう為、再度下地板の上に根太を置きます。そうすればほぼぴったり段差が無くなります。
 それでホームセンターに行き、最低必要な根太の為の角材を7本、コンパネを5つ買いました。それを昔の畳の寸法(174×88)に合わせる為に、鋸で切って配置しました。
右図で根太を3本新しくしています。その上に見えるのがもらった下地板。

 さらに下地板の上に根太を置いて、その上にコンパネを貼ります。このコンパネを切るのが大変な作業でした。ホームセンターでは切ってくれるのですが、それをやめて手鋸でしこしこやりました。そして遂に完成!実際には建築専攻の親友から助言を受けました。シロアリの被害のあった土台(次第に浸透します。時間との戦い。シロアリ怖いですよ)の上のコンパネにベッドや机を配置するわけですから、出来るだけ負荷がかからないようにする為、コンパネを嵌める位置を変えました。

 一人では出来ないと思っていましたが、建築学の初歩を猛勉強し、畳とコンパネのサイズの違いを頭に叩き込んでやり遂げました。
 次は右端に見えている隣の6畳間に挑戦します。斜めに落ち込んでいる畳の下の根太と下地板を替えるつもりです。また忙しくなるので、しばらくブログはお休み(泣)