ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

屋根の修理

 「ダニエルはこう言った。『神の御名はとこしえからとこしえまでほむべきかな。知恵と力は神のもの』」(ダニエル2:20)
 築58年の家の床の修理を、この春に神の知恵と力により、曲がりなりにも終える事が出来ました。
 その後4月と6月に、発達した南岸沿いの低気圧がいわきを通過した際、長時間の雨と強い西風でひどく雨漏りしました。4月はまだ台所の床修理の時で、4畳半に集中しました。6月の時は6畳でした。
 これは私にとっては大きな試練の時でした。それはなぜか?屋根からの水漏れの修理は絶対素人が手をつけてはならないからです。しかし放置しておけば、6畳の畳はバケツを3つ位用意して対処しなければならず、4畳半はベッド、パソコン、プリンター、電話機などがあって、雨漏りには対応できなくなります。左の写真の玄関入り口から右側が四畳半です。写真中央上の冠瓦と呼ばれているものが数枚無くなっていますが、おそらくその下にあるのし瓦に破損が見られず、対応する8畳と8畳に近い6畳は大丈夫だと考えています。


 そこで8月2日から、ホームセンターの助言を受けて買っておいた南蛮漆喰を塗り始めました。これは一袋25キロもあり、58年前の瓦屋根は基本的にその上に人が乗るような構造になっておらず、重くて屋根に乗せる事が出来ません。私もそうですが、少しでも負荷を減らす為、瓦の上に立ったりしません。腹ばいで仕事に取り組んでいます。

 けれども重みで瓦がずれるとか、端が欠けるような事態は生じています。まともな姿勢ではないので、結構足腰を痛めます。立ち上がってバランスを崩し、転落するよりはましですが。
左の写真のうち下の左にかろうじて残った鬼瓦があります。そこからさがり棟と呼ばれる棟瓦が傾斜してあります。6畳の雨漏りはこの部分のどこかで生じたと思われます。
 しかし問題はあくまで4畳半です。写真の中央から右上で、3つに分岐した棟瓦がありますが、そこが4畳半に相当する個所になります。

 調べてみると、昔の漆喰が剥がれ、中の棟土と呼ばれる土が大量に流れ出たところが数箇所あります。この棟土の下に下地板があり、そこから腐食などで穴が開いて雨が家の中に侵入していると考えられます。
 のし瓦と大半を構成する平瓦との出会いのところに三角状の隙間が出来ます。写真右参照。そこを漆喰で塞いであるのですが、それが剥がれ無くなってしまった個所に、南蛮漆喰というものを塗りこんでゆきます。これが最難関です。ネットで調べて分かりますが、雨水の流路は少しでも障害があると変化します。それで昔の瓦職人は、漆喰を塗る際厚すぎもせず、薄すぎもせず、きちんとやって雨漏りを防ぎました。こういう事が私たち素人には出来ないのです。下手をすると却って別の個所に流路が変わり、新たな雨漏りの原因となるからです。
 でも屋根瓦の補修工事を業者に頼むと、私のところではゆうに百万円を越えます。三百万はするかも知れません。
 是非もありません。ひたすら自分であやしい個所に、下に向って雨水がスムーズに落ちるよう考えながら、南蛮を塗るしかありません。
 既に10キロ近く使いました。強い横殴りの西風で雨漏りするので、西側を集中的に補修しています。どこまでやれるかわかりませんが、ひたすら神の力と知恵に頼り頑張りたいと思います。台風のシーズンでもあり、大いに緊張しています。
 こんな作業でブログ更新や皆様のサイト閲覧がほとんど出来ません。ご寛恕ください。