ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アフガン戦争の新兵器IED

 イラク戦争に続き、アフガン戦争(というより過激組織アルカイダへの対ゲリラ掃討戦)が泥沼化しており、そのさなかの7月末、ウイキリークスというサイトでこのアフガン戦争に関する米軍の機密情報が大量に流出しました。オバマ政権はこの情報の信憑性を必死に打ち消しているようですが、どうも内容は真実のようで、アフガニスタンにおける米軍はさらに窮地に追い込まれるでしょう。
 特にこの戦争では隣国パキスタンアルカイダを支援していたようです。そうするとこの戦争はあのベトナム戦争のように、米軍のみじめな敗退となるに決まっています。8月2日の米国PBS(公共放送サービス)報道によれば、即席爆破装置(IED)が化学肥料硝安から手軽に作られ、米軍の行く先々の道端に仕掛けられているとの事です。その装置のバッテリーが長く持たないので、ゲリラたちはそれを仕掛けた後、付近の村や丘にそっと逃げ隠れ、或いは農民の服装でいればよいわけで、米軍との正面からの対決が避けられます。そのようにして彼らは米軍の動きをさりげなく見守り、IED仕掛けの為の大規模なネットワークを作って待ち伏せしています。
 ベトナム戦争と同じパターンです。しかしアフガンの場合、極貧層の人々が住む田園地帯が多く、見分けのつかない米軍が彼らを無差別に攻撃する事は、今後もずっとありえるでしょうし、タリバン側も自国民を相当犠牲にしているようです。
 このような米国の圧倒的な近代兵器に対して、即席の爆破装置=IEDを簡単に作って対抗するといった図式は、聖書にも見られます。
 前にも触れたと思いますが、パレスチナの地域でイスラエルと対峙していたペリシテ人の中には、ゴリヤテという巨人がいました。彼は青銅のかぶと、よろい、すね当てで身を守り、青銅の投槍を持っていました。相当な重装備で、上記の米軍のようです。彼に対抗するイスラエルの戦士は有名なダビデでしたが、彼は普通の服装で、武器はと言えば原始的な「石投げ」という武器と、滑らかな石だけです。タリバンのIEDのようなものです。しかもかの大男に対し、ダビデはその時一介の紅顔の美少年に過ぎませんでした。
 どうみてもゴリヤテが有利です。しかしダビデ少年は「イスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって」(サムエル第一17:45)立ち向かいました。
 それにより投石器の石は、ゴリヤテの泣きどころである額に正確に食い込みました。この一発でゴリヤテは倒れ、飛び込んで行ったダビデは、彼の剣をさやから抜いて、とどめを刺して首をはねたのです。
 そのように主である神は、一見弱い「道具」でも用いて、敵に対する勝利を与えられます。
 今米軍首脳はアメリカの貧困層を狙ってリクルートし、イラクやアフガンへ派遣しています(堤未果のレポート)。彼らは精鋭な軍隊ではありません。うまく逃げて米国に戻れたとしても、心的外傷症候群(PTSD)に陥る人々が多くいるそうです。
 およそ正義でない米国、過去の戦争経験から教訓を得ない米国、平和を作り出すより金儲けに走る反聖書的米国、その実態を知れば知るほど、世界中の人々の心は、米国から離れて行く事でしょう。