ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ロシアの熱波と大火災

 今年の日本は梅雨明け以来厳しい暑さが続いていて、熱中症による死者も多く、健康な人でも昼間外を歩く時は十分気をつけ、水分を補給しなければ危険でしょう。
 しかしこの日本以上に厳しい暑さに見舞われているのはロシアです。サイエンス・デイリーのサイトによれば、この記録的な干ばつと熱波は130年ぶりだという事ですが、それが国の西部と中央部のいたる所で火災を引き起こしています。
 8月6日現在およそ558箇所で火災が生じており、少なくも52人が死亡、およそ2,000もの家が消失し、1,796平方キロメートル以上の地域が黒焦げになってしまいました。このためモスクワ市内では厚いスモッグに覆われています。この煙の柱は上空で東から西へおよそ3,000キロメートルも広がっていて、米国で言えばサンフランシスコからシカゴまでの距離に相当します。
 ところで米国航空宇宙局の観測船アクアスペースクラフトの大気赤外線測深器は、この上空およそ5・5キロの所で極めて濃度の高い一酸化炭素を捉えています。一酸化炭素と言えば、人体には極めて有害なものです。血液中のヘモグロビンと結合し、酸素の運搬を妨げ、中毒死をもたらします。
 この濃度は2002年の泥炭火災時の3倍もあって、なお増大し続けているそうですから、これからロシアはどうなるのでしょうか。
 とにかく地球規模で異常な気象現象が増えています。神によって創られた人間は、このかけがえのない地球環境を管理するよう命じられていました。「地を従えよ」(創世1:28)。
 しかし堕落後の人間はそれを破壊し続けています。そして神に背反し、ますます物神崇拝に陥っています。
 聖書によれば、この神は「焼きつくす火」とも呼ばれています。「あなたの神、主は焼き尽くす火…」(申命4:24)。
 そしてこうあります。
 「罪人たちはシオンでわななき、神を敬わない者は恐怖に取りつかれる。 『私たちのうち、だれが焼き尽くす火に耐えられよう。私たちのうち、だれがとこしえに燃える炉に耐えられよう』」(イザヤ33:14)。
 この背反の罪を憎まれる神がロシアをターゲットにして焼く尽くす火を起こされたとは言いません。神の深いみこころは私たち人間には分からないからです。
 しかしこの極めて異常な熱波による大災害は、改めて私たちに「焼きつくす火」である神の事を思い起こさせます。信徒である私はこの神を畏敬しつつ、遠いロシアの大災害が一刻も早く終息し、人々が安心して暮らせるよう祈るばかりです。