ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アメリカの一番長い戦争はさらに長くなりそうである

 「ある時、私に次のような【主】のことばがあった。『あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたはわたしの名のために家を建ててはならない。あなたは、わたしの前に多くの血を地に流してきたからである』」(歴代第一22:8)
 2013年11月18日のタイム誌に、上記の題による記事がありました。
 2009年オバマ大統領はアフガンへの兵力を大きく投入し、翌年末までに戦争を終結させると約束しました。

 しかし2013年11月、アフガン大統領カルザイオバマ大統領は、1万名の米軍を無期限にアフガン駐在させるという協定の草案を作り、締結まであと少しという所まで来ましたが、最新の情報ではカルザイ大統領が署名拒否し、米政府はアフガン徹底を匂わせています。その理由はとにかく、米国がアフガン戦争を継続させるとなりますと、2001年のアフガン侵攻から2014年末までとして、13年2か月と25日になるそうで、米国が第二次世界大戦に参入して、それを終結させるまでの3年8か月と7日の3倍以上の長さとなり、米国最長の戦いになるわけです。
 しかし米国としては、これまで2,193人の血が流され、実に7千億ドルものお金が費やされ、その犠牲の大きさを考えると、駐屯継続でアルカイダタリバンを常にチェックしていないと気が済まないようです。
 この1万という軍の所在は首都カブールと、タリバンを生んだ南部の年カンダハルになる予定です。
 今後の戦術としては、無人飛行機による攻撃、夜襲、不必要な投獄などです。無人飛行機による攻撃強化はオバマ大統領によるもので、既にパキスタンではほとんど無差別殺人を繰り返し、多くの一般人を殺害しているそうです。また米軍による捕虜収容所での囚人たちの扱いも、家畜同然です。こんな事で米国が庶民の支持を得られる筈はありません。
 ネットを見れば米国の狙いはただテロリストたちの退治と、治安の安定という事に留まりません。8月29日のタイム誌によると、アフガンには豊富な石油やガスなどの天然資源が豊富ですし、鉱物資源は1兆ドルもの価値があると米国は見積もっています。ここ数十年間にわたり、地質学者たちは銅、金、鉄鉱、リチウム、希土類が国中にあるのを確認しています。画像はエメラルド鉱山。

 さらにです。別のネット情報では、アフガンは世界最大のアヘン供給地だそうで(世界のアヘン市場の93パーセントを占めると言われています)、米国がそれを確保し、得た利益でウオール街を潤すという構図です。アヘン戦争からも分かるように、それは世界を麻薬の犠牲者たちの屍で満たそうという汚い魂胆です。
 一方でシリアの軍事介入に対して米国民は反対し、厭戦気分は蔓延しています。安倍政権はこれからアフガン戦争で米軍の肩代わりをし、日本人を犠牲にしようと密かに考えているのでしょうか?
 ダビデは多くの血を流した為、神殿の建設を神から止められました。それは息子のソロモン(シャローム=平和という意味から)が建てました。それは世界の平和の象徴ともなるはずだったでしょうが、彼の堕落で、そして後の悪王たちの罪でまずバビロンにより、継いで紀元70年ローマ軍により徹底的に破壊され、今は嘆きの壁しか残っていません。