ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

サンマ漁の不振とキリストの御指示による豊漁

 8月12日の新聞報道によりますと、今年のサンマ漁が不振だそうです。その記事にあった食品スーパーマルエツが近くにあり、えらくその値段が高い事にびっくりしていた矢先なので、その不振の原因を知ってなるほどそういう事だったのかと悟りました。
 つまりこういう事です。サンマは海の冷水域を好む魚だそうですが、今年の北海道東沖の漁場は海水の表面温度が高いため、寄り付かなくなっているらしいのです。水産総合研究センターが実施した調査でも、サンマは日本近海を離れ、分布が相当東の方に偏っていた事が分かりました。
 そうしますと漁船はその捕獲域まで出漁すれば、たたえ捕獲出来ても重油代がかさみますし、保冷の為の氷が例年の倍以上必要になってくるとの事です。当然その費用はサンマの価格に跳ね返って来て、一匹300円前後という高額になってしまいます。
 庶民の魚であり、昨年来だいたい一匹80〜100円で買えたので、この不況の世の中で大変重宝したものです。善玉コレステロールも豊富なので。ですから私のような貧乏人は、今年はサンマを早々と諦め、イワシの目刺といったものに向かいました。目刺はパックにだいたい8匹で88円、1回4匹で間に合います。胃を切除してから遠ざかっていたのですが、焼いて口にした時の苦味が食欲をそそり、メニューのローテーションで欠かせなくなりました。
このサンマ漁の不振は関係者にとって大きな損害となります。どの程度になるのか分かりませんが、この大不況下漁師たちの生活は大変でしょう。彼らはお盆以降に期待をかけているそうですが、異常な海水温度が早く解消し、再び私たちも安く手に入る事を願います。
 ところでこの漁が近海(湖)で不調の為、漁師たちが諦めて網を洗っていたところに来られた主イエスの話がルカ伝にあります。
 「群衆がイエスに押し迫るようにして神のことばを聞いたとき、イエスはゲネサレ湖の岸べに立っておられたが、岸べに小舟が二そうあるのをご覧になった。漁師たちは、その舟から降りて網を洗っていた。イエスは、そのうちの一つの、シモンの持ち舟にのり、陸から少し漕ぎ出すように頼まれた。そしてイエスはすわって、舟から群衆を教えられた。話が終わると、シモンに、『深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい。』と言われた。するとシモンが答えて言った。『先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。』そして、そのとおりにすると、たくさんの魚がはいり、網は破れそうになった。そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、二そうとも沈みそうになった」(ルカ5:1−7)。
 このゲネサレ湖はキンネレテの海とも呼ばれますが、一般にガリラヤ湖で知られています。そこに生息する魚の種類は豊富だそうですが、特にティラピアというスズキ目に属する魚が豊富です。上記みことばのシモンはシモン・ペテロと言う名前ですが、このペテロにちなんでピーター・フィッシュとも呼ばれている魚です。

 から揚げがおいしいそうですが、イスラエル政府は2010年5月に乱獲・汚染による魚急減の為、2年間禁猟措置を講じたという記事がネットにありました。
 主イエス・キリストは漁を諦めていたシモン・ペテロらに、「深みに漕ぎ出して…魚をとりなさい」とあえて命じられました。漁のプロを自認する彼らでしたが、主のご命令に従い、沿岸からさらに沖に出て網を打ちました。
 するとどうでしょうか。全く捕獲出来なかったのが、網の敗れるほどの大漁となりました。これは主からの大いなる祝福です。
 私たちの人生、コストを気にしてなかなか深みに乗り出す事はしないものです。またこの不況ではそうした冒険は避けるべきでしょうが、もしこのイエス・キリストを信じれば、みことばに従いあえて沖に出る事が祝福に繋がる事もあるのです。皆様はいかがですか?