ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

西オーストラリア・ピルバラ地方アペックス・チャート中の35億年前という最古の生物微化石の否定

 2011年3月17日のフィズオルグサイト(英文)では、「研究により地球における最古の生命の証拠が覆された」という題で、今から35億年前、最古とされる原核生物微化石(=光合成を行い酸素を出すシアノバクテリア)が、実際にはヘマタイト(=赤鉄鉱=鉄と酸素の結合したもの)の小片に過ぎない事が示されました。それはカンザス大学の研究者であるオルコット・マーシャル、クレイグ・マーシャル氏らによる成果です。生物か無生物かの論争は長く続いていたらしく、http://www.origin-life.gr.jp/3204/3204191/3204191.htmlで川上紳一氏らが述べています。
 結局それは岩石中において鉱物の詰まった小さな割れ目に過ぎなかったという事です。クレイグ・マーシャル氏らが実際現場に出かけ、サンプルを採集して大学に持ち帰り、極めて薄く切り取って顕微鏡で調べました。カンザス大学の研究者たちは、レニショー社の小型高感度顕微レーザーラマン分光装置というものを導入して、レーザー光をサンプルに当てて調べました。それはサンプルの分子に振動を起こさせ、光を異なる波長で分散させます。その周波数が異なる鉱物か有機物質かを診断可能にします。

 そうした装置による判定なら、素人にもサンプルが有機物質か単なる鉱物かという事が容易に分かることでしょう。
 貫入した花崗岩の放射年代測定(35億年未満)から推定し、それ以前とされるアペックス・チャート中の生物微化石が否定された事の意義は決して小さくありません。オルコット・マーシャル氏にしても、そもそもバクテリアが35億年前に化石化する事など、ほとんどあり得ないと言っています。
 しかしその為にこのフィズオルグサイトの最後部では、研究者たちが地球上ではなく、火星において将来微生物化石が見つかるのではないかと期待している事を紹介しています。
 その可否は別の機会に述べる事があるでしょう。
 私たち創造論に立つ信徒としては、生物がこうした微生物から進化したのではなく、最初から造られたものであり、年代は若く、放射年代の示す35億年はその放射性崩壊速度の仮定の間違いから来るものである事を、再度強調したいと思います。
 「ついで神は、『地は、その種類にしたがって、生き物、家畜や、はうもの、その種類にしたがって野の獣を生ぜよ。』と仰せられた。するとそのようになった」(創世1:24)。