ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

進化論者たちが浅海で獲っているシーラカンス

 「こうして、主は地上のすべての生き物を、人をはじめ、動物、はうもの、空の鳥に至るまで消し去った。それらは、地から消し去られた。ただノアと、彼といっしょに箱舟にいたものたちだけが残った」(創世7:23)。
 2013年4月29日の米国創造研究所サイト(ICR)に、上記の題の小論文が載っていました。

 シーラカンスと言えば、およそ3億年前に棲息し、恐竜の跋扈していた白亜紀のおよそ7千万年前に絶滅したと見られていました。なぜならその時代以降の化石が見つかっていないからです。しかし1938年アフリカの東海岸沖で、生きているシーラカンスが底引き網に引っかかり、世界をあっと言わせました。そしてこのシーラカンスには「生きた化石」という名称が与えられました。
 そしてそれ以後研究者たちは躍起になって、この生きた化石を求め、現在まで僅か309匹だけ見つかっているそうです。
 こうしたシーラカンスはいずれも深海150〜700メートル)に生息していますが、進化論信奉の科学者たちは、太古の昔には浅海や入り江のようなところに生息していただろうと推測しています。そうであるなら、「ひれ」は歩脚のように使っていたであろうと考えています。この魚類が陸地に移行して両生類に進化し、最終的には他の陸地動物に進化したと仮定しているからです。

 シーラカンスは海水より密度の軽い脂肪の詰まった浮き袋を持っています。左図赤線部上。それで深さ180〜270メートル付近では重力と浮力が釣り合って、「中立浮力」状態となり、安定します。サメの多くがそれに似ています。その目も900〜180メートルで視覚が暗い深みでぴったり合うそうです。浅海で合うような目ではないという事です。また潜水艇での探索では、シーラカンス135〜180メートルで泳いでいるの見つかっています。またそれは両生類のような卵を産みません。そして最近ネイチャー誌サイトに載った論文(全て閲覧出来ます。http://www.nature.com/nature/journal/v496/n7445/full/nature12027.html)によりますと、シーラカンスはほぼ人間と同じ30億塩基対から成り、その配列を調べて他の生物とも共通する251個の遺伝子について詳しく比較しました。
 その結果シーラカンスは研究チームが目指ししていた四足動物との関連が最も深い筈だったのに、違う結果になりました。即ち両生類のように肺呼吸を行う肺魚の方が四足動物に近く、シーラカンス肺魚よりも原始的な存在である事が判明しました。さらにシーラカンスは、推定3億年を経ても遺伝子レベルでの変化が驚くほど少ない事も分かりました。要するにほとんど進化などしていなかったという事です。
 それについてネットに載った或る研究者の話では、「シーラカンスが生息した深海の洞窟は、これといった天敵もおらず…極端に安定した環境だ。そうした環境で生活してきたので、大きな進化を遂げる必要がなかったのではないか」と推測しています。
 ネイチャー誌の研究者たちは、4足動物との直接的関連が掴めなかった事を残念がっていますが、要するに深海という環境が棲息しやすいように、創造者が設計されたと考えるほうが合理的です。またゲノム解析でその進化が遅かったとか言っていますが、常に進化論を基にした偏見のかかった研究で、これも「進化」などなかったとする創造論の考え方のほうが理に適っています。
 両者とも目撃したのではありませんから、「創造主」を考慮に入れて考えると、どちらが真実に近いかは一目瞭然です。