ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

モルモン教について

 2011年8月18日の朝日新聞では、「モルモン教増す存在感」という見出しで割合詳しい記事が載っていました。
 このモルモン教会の正式な名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」です。勿論日本にも伝道者たちが来ており、昔はぱりっとした背広を着込んだ米国人がペアで歩いているのに、よく出くわしました。だいたい流暢な日本語で紳士的に話しかけて来ます。彼らは確かに真面目でした。今住んでいる松戸市のマンションのすぐ北に尖塔が目立つ広い教会堂と駐車場があります。
 その教義は1830年教祖のジョセフ・スミスが直接神であるイエス・キリストの霊感を受けて書いたとされる「モルモン教」によっています。そして彼はそれをキリスト教の教えに連なるものとし、キリスト教の一派と自認しています。彼はまたその教義の中に一夫多妻制度を採択している事でも良く知られています。私は参考までに1冊持っていた事がありますが、引っ越しの際うっかり捨ててしまいました。もし手に入るようでしたら、試しに読んで見て下さい。一般に出回っている聖書とは全然内容が違います。つまりそれは全く別の「宗教」である事が分かります。聖書の場合、約1600年にわたり、およそ40人の書き手たちが、神の霊感を受けて、それぞれの個性を保ちながらも、誤まりなく書き記したものです。つまり原著者は神です。その原文は失われましたが、現在旧約聖書(ヘブル語と一部アラム語)と、新約聖書ギリシャ語)の古い写本が残っています。そしてそれは旧・新約聖書として完結しています。新約聖書の最後に来るヨハネ黙示録のその最後部分には、次のように書かれています。
 「私は、この書の預言のことばを聞くすべての者にあかしする。もし、これにつけ加える者があれば、神はこの書に書いてある災害をその人に加えられる。また、この預言の書のことばを少しでも取り除く者があれば、神は、この書に書いてあるいのちの木と聖なる都から、その人の受ける分を取り除かれる」(黙示22:18−19)。
 従ってこの聖書のみことばの一部を改ざんし、それをもって救い主イエス・キリストは神ではないとするエホバの証人(教祖チャールズ・ラッセル、1884年)の場合、異端とされています。子連れのペアがぞろぞろ清楚な服装で歩いていたら、まずその信徒に間違いありません。外見は真面目ですが、内部では徹底した洗脳教育がされています。また家庭が引き裂かれ、離婚訴訟などのトラブルが多発しています。
 朝日の記事は大きく二つに分かれ、一つはニューヨークのブロードウエイで行われているミュージカル「ブック・オブ・モルモン」の事、もう一つは共和党の大統領候補に2人の候補が名乗りを上げた事です。前者は米国演劇界のアカデミー賞と言われるトニー章などを受賞し、話題沸騰といったところで、その宣伝の絶好の機会となっているようです。後者はミット・ロムニー氏とジョン・ハンツマン氏という二人の候補を指しています。彼らは政教一致の政治体制を目指しています。ネットで見ますと、二人ともよく名前が浸透しているようです。勿論民主党オバマ大統領も再選を目指していますから、混迷を極めている米国の政治・経済状況下、どんな選挙戦が行われるのでしょうか。