ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

上大岡トメさんのイラスト入り『キッパリ』と『スッキリ』を読んで思った事

 この著者と上記本については、はてなのkumagirlc1124さん(http://d.hatena.ne.jp/kumagirlc1124/20120123/1327317240)からの情報で、図書館から借りて読みました。
 上大岡さんは東京理科大の建築科で学び、1級建築士の資格を持ちながら、漫画家、随筆家として活躍しています。その漫画は素朴(と言っては失礼ですか)ながら、良く分かります。そして上記の2冊は全てイラスト入りで、十分楽しめます。「たった5分間で自分を変える方法」「同余分なものをそぎ落とす方法」とあるように、私たちに実現可能な事柄を、各冊60項目で書いています。それらのうちから気づいた事や、大切な事を幾つか拾ってみました。
 第一に『キッパリ』からです。1「おひさまとともに起きる」。夜型の人は是非実行すべきです。「早起きは三文の徳」とある如く、朝早く起きて朝日を浴びると、夜考えていた否定的な事柄も吹っ飛んでしまいますし、一日が長く感じられます。2「夜空を見上げる」。寝る少し前に夜空を見上げると、その広大さに自分の抱えている問題が小さく見えますし、その見上げる角度は首や肩の凝りを解消します。成程。3「一日10回、『ありがとう』と言う」。感謝の気持ちを持ちそれを他人に言い表すと、心温まる思いが双方に生じます。BARinさん(http://d.hatena.ne.jp/BARin/)のコメントを見て下さい!4「ブルーな時は、歌を口ずさむ」。下手でも何でも歌えば力が沸き、元気になります。5「姿勢をよくする」。これまでとぼとぼ歩いていたのが、前を向いてシャッシャッと歩くと、考えている事も前向きになります。人にぶつからないで済みます。携帯ばかり見ながら歩いている人にお勧め。6「キレイな水を、一日2リットル飲む」。これは私も習慣づけたいと思っています。それで体内の「掃除」が出来、風邪の回復が早く、パソコンにずっと向かっていて集中力が落ちた時にも飲むと、やはり回復するそうです。
 第二に『スッキリ』からです。1「考えてもしょうがないことは、ポジティブに祈る」。自分に生じた試練でケリがつかない場合は、信じている神様に真剣に心の底から祈るのです。2「いいことも悪いことも、長くは続かない」。だからこそ悪い時に何をするかが、次のポイントになる。納得。3「昔からの言い伝え、格言を知る」。その言葉が現代の私たちの心に響きます。4「人にしたことは、いつか自分に戻ってくる」。だから「自分のしてほしいと思うことを、人にしよう」。でもこれは相当難しい事です。5「起きたことは、すべて必然、と思う」。ですから障害が生じた時に「うまくいくチャンスと思おう」という事です。5「誰にでも好かれようと思わない」。まわりに「どう思われたいか」ではなく、自分が「どうありたいのか」を、優先しよう、と上大岡さんは言っています。特に現代の若者たちはとかく「自分が他人からどう思われているか」という事を、気にし過ぎています。八方美人は絶対無理です。いちいち人の評価を気にしてはなりません。
 とまあこんな調子です。でも取り上げたこれらの事柄は、実は聖書には全て書かれてあるか、関連性が大いにあります。上大岡さんは聖書も読んでヒントを得たのではないかと思います。
 特に『スッキリ』の第4項は、聖書では黄金律と言い、マタイ伝の5〜7章、いわゆる山上の説教にあります。
 「それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい…」(マタイ7:12)。
 実はこれは聖霊の御力に頼る本当のクリスチャンでしか実行出来ません。5分間では、いや未信徒の場合では、たとえ1回位出来たとしても、常にそうである事は不可能なのです。私だってそれを願っているのに、そう出来ない自分を見出して愕然とする事があります。
 次は脳科学池谷裕二氏との共著『のうだま やる気の秘密」を取り上げてみたいと考えています。難しそうな「淡蒼球」という脳の部分の機能解説に、上大岡さんが分かりやすいイラストで理解を深めさせてくれます。