ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ナデシコ科の花「スガワラビランジ」3万年ぶり?開花

 2012年2月22日の朝日新聞に「3万年前のナデシコ咲いた」という題で、小記事が載っていました。
 20日の米国科学アカデミー(PNAS)に載ったものの紹介でしたが、例によって閲覧出来ないので、他のサイトからも参照しました。
 これはロシア科学者たちの研究チームによる快挙でしょう。蘇らせたこの古代のナデシコ科の花とは、スガワラビランジ(Silene stenophylla )の事です。白い花と生存能力のある種です。画像は英国ガーディアン誌からお借りしました。

 それはシベリア北東、コリマ川に近い永久凍土に埋まっていたものです。ちなみにこの花は現代もそこで咲いていますが、それと比較してもそう変わりがないそうです。研究チームはこの永久凍土を掘り下げ、地下38メートルのところで、リスがかつて何万もの種子や果実を蓄えていたであろう巣穴から見つけました。その層にはマンモス、毛サイ、バイソン、馬、シカの骨も一緒に埋まっていました。彼らはそれがいつ頃のものかを決める為に、放射性炭素年代測定法で調べました。すると28,000年〜30,000年前と出ました。勿論私たち聖書を信じている者たちは、その数値を信頼していません。放射性崩壊測度など一定と仮定している科学者たちの考え方に同調出来ないからです。それでシベリアの永久凍土が出来たのは、気候が急激に下がったノアの洪水の激変後到来した氷河期、つまり今からおよそ4,500年前と想定しています。この点で1951年千葉県検見川遺跡(地下約7メートルの泥炭層)で、大賀一郎理学博士が見つけ発芽させた「大賀ハス」が シカゴ大学の分析で2,895年〜3,255年と出たのは妥当かも知れません。

 いずれにせよ、今度の発見は永久凍土という天然の冷凍庫のような層からだったのが幸いしました。大抵植物の種は数年以内に枯れてしまうと言われているからです。
 それから聖書のみことばがただちに浮かんで来ました。
 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます」(ヨハネ12:24)。 
 ここで一粒の麦となっていますが、麦の種(ギリシャ語コクコス)の事です。これが地に落ちて埋もれ、胚を残して他は分解し朽ちるわけです。でもそれが休眠状態から覚めて、やがて実を結ぶ事になります。救い主イエス・キリストはこの一粒の麦をご自分に適用されました。もしキリストが十字架で死ななければ、私たちの心の罪の問題は解決せず、やがてその結果としての死を迎えなければなりません。しかしキリストは死んで墓に埋葬された後、三日目に甦られました。
 「わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている」(黙示1:18)。
 それがよき知らせ=福音であり、この救い主を信じる人は誰でも永遠のいのちが与えられます。豊かな実はこのキリストに従う信徒たちの事です。
 「この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです」(コロサイ1:6)。