ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

岐阜県恵那市串原のヘボの巣コンテスト

 2012年11月13日の朝日新聞では、「探して育てる蜂の恵み」という題の記事がありました。

 ネットで串原のホームページを調べますと、「ヘボの巣コンテスト」というのは、毎年11月3日に行われるヘボの巣の重さを競うものだそうです。ヘボの子は巣の中にぎっしり詰まっています。ヘボとは「クロスズメバチ」の事だそうです。自宅などで育てた巣を会場に持ち寄り行われるこの行事は、今年で19回目になるそうですが、ネットで見ますと実に101個が机の上に所狭しと置かれていました。8キロから400グラムまで様々でした(朝日では6・5キロの巣が優勝とありましたが、実は第一位は8,370グラムで史上最高だとか)。20位でも3.2キロ近くありました。

 そしてこの審査が終わると、順に1キロ当たり1万円で売られてゆきます。
 ヘボは「昔から山の貴重なたんぱく源」だったそうで、巣が大きく育てば、多くの幼虫をとる事が出来ます。岐阜県は海に面しておらず、たんぱく質を確保する為、この巣の幼虫やさなぎを食べる風習がありました。この巣は地中から掘り出して巣箱で育てるそうです。
 会場では他に蜂の子をすり潰し、味噌だれを使った「ヘボ五平餅」とか、蜂の子やさなぎを入れて作った炊き込みご飯である「ヘボめし」が売られています。
 朝日の記者はこのヘボめしに挑戦しています。まず幼虫やさなぎを甘露煮にして、それを米に混ぜて炊き込む事になりますが、この甘露煮が「淡いレバーかチーズのような味」だったそうです。

 ところで聖書地にも「はち」は出て来ます。「乳と蜜の流れる地にあなたがたを行かせよう」(出エジプト33:3)とあるカナンの地には、はちは多く居て、岩間や森の中に生息していました。
 「この地はどこでも、森に入って行くと、地面に蜜があった。民が森に入ると、蜜がしたたっていたが、だれもそれを手につけて口に入れる者はなかった。民は誓いを恐れていたからである。ヨナタンは、父が民に誓わせていることを聞いていなかった。それで手にあった杖の先を伸ばして、それを蜜蜂の巣に浸し、それを手につけて口に入れた。すると彼の目が輝いた」(サムエル第一14:25−27)。
 「私の妹、花嫁よ。私は、私の庭に入り、没薬と香料を集め、蜂の巣と蜂蜜を食べ、ぶどう酒と乳を飲む。友よ、食べよ。飲め。愛する人たちよ。大いに飲め」(雅歌5:1)。
 この蜂蜜、舌や唇を噛んだ時よく効きますね^o^