ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

役だたないボロ布の帯

  「【主】は私にこう仰せられた。『行って、亜麻布の帯を買い、それを腰に締めよ。水に浸してはならない。』私は【主】のことばのとおり、帯を買って、腰に締めた。すると、私に次のような【主】のことばがあった。『あなたが買って腰に着けているその帯を取り、すぐ、ユーフラテス川へ行き、それをそこの岩の割れ目に隠せ。』そこで、【主】が私に命じられたように、私は行って、それをユーフラテス川のほとりに隠した。多くの日を経て、【主】は私に仰せられた。『すぐ、ユーフラテス川へ行き、わたしが隠せとあなたに命じたあの帯を取り出せ。』私はユーフラテス川に行って、掘り、隠した所から帯を取り出したが、なんと、その帯は腐って、何の役にも立たなくなっていた。すると、私に次のような【主】のことばがあった。『【主】はこう仰せられる。わたしはユダとエルサレムの大きな誇りを腐らせる。わたしのことばを聞こうともせず、自分たちのかたくなな心のままに歩み、ほかの神々に従って、それに仕え、それを拝むこの悪い民は、何の役にも立たないこの帯のようになる』」(エレミヤ13:1−10)。
 群ようこ氏の着物好きは、DANGO3兄弟さんのコメントから辿ってみると、よく分かります。代表的なのが『きもの365日』でしょう。そしてumryuyanagi104さんのブログからは、着物についての新知識を豊富に得る事が出来ます。
 その群さんの『世間のドクダミ』という本を読んでいて、面白い箇所が見つかりました。
 着物と言えば呉服店でという事になるのでしょうが、古い町並みを歩いていると古着店が結構見つかります(松戸市で着物のリサイクルショップを検索すると127件もヒットしました)。
 群さんはその古着店ではなく、行きつけの呉服店に立ち寄り、更紗の古布の二部式の帯(*私には今一つよく分かりません)を買ったそうです。値段が安かったからです。
 
http://aka-h.seesaa.net/article/141510541.htmlより拝借
 ところが群さんはその帯をすぐ締める予定がなく、箪笥か何かにずっとしまっておいておいたそうです。時経てその帯を取り出したところ、群さんはびっくりしました。「ただのぼろ布の帯」にしか見えなかったのです。「布ががっくりと疲れ切っていて、もう帯としては締められない」状態だったそうです。

 そこで群さんは袋物にしようと、その帯をほどいてみたそうですが、そこでまたびっくり。裏側に「三ミリ、五ミリといった大きさの』多数のつぎがあたっていたそうです。それは虫が喰って出来た穴に「裏から共布をあてて細かく接着剤でふさいであった」そうです。更紗の柄に見とれて分からなかったという事ですが、群さんにしてみればうかつな事だったでしょう。
上右画像はhttp://yaplog.jp/shin-chan/archive/12から拝借。虫食いをうまく隠せたそうです。
 結局群さんは無傷の部分十センチ角、三枚分しか回収出来なかったそうです。ユーフラテス川の岩の割れ目に隠した帯と同じく、役立たずになってしまいました。
 この譬え何やらいったん下野しても、何も学ばず腐敗したまま政権に復帰した、庶民の役に立たない自民党を示唆しているようです。