ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ウラジオストックで大規模な農地開拓

 2012年9月6日の朝日新聞に、「動く極東 広大な農地 各国が進出」という題の記事があり、2面で大きく扱っていました。
それによりますとソ連ウラジオストク北150キロのロシア沿海地方に、現在広大な農地が存在し、ここに各国が進出し、大規模な農場を展開しているそうです。

 この沿海地方ですが、ソ連が崩壊した後、構成員に分配されたそうですが、大半が農地を放棄し荒地となっていました。
 そのうちのホロリ地区という所に、ウラジオストク在住15年になるニュージーランド人のテイトさんという人が目をつけていました。そして2003年土地法が改正され、農地の売買が自由になった事を受けて、買い集め、2年後に農業法人を設立し、本格的にトウモロコシの栽培を始めたのです。
 テイトさんによると、この沿海州農地は安く、土地は肥えており、土壌や気候を調べた結果トウモロコシ栽培が最適とされたのです。すると近隣には中国、韓国、日本といった穀物輸入国が控えているので、輸出にはもってこいというわけです。

 これには中国や韓国も手をこまねいてはいません。労働者の派遣などいろいろな協定を結んで協力をしています。
 私としてはさぞかし気候が厳しく、とても穀倉地帯とはなれないと思っていただけに、この記事は衝撃的でした。同時に日本は穀物の輸入大国なので、こうした近隣諸国との提携や友好関係を保つ事は極めて大切だと思いました。
 聖書には次のような言葉があります。
 「まことに『主』は、ユダの人とエルサレムとに、こう仰せられる。『耕地を開拓せよ。いばらの中に種を蒔くな』(エレミヤ4:3)。
 これは文字通りには、いばらの生えている中に種を蒔いても収穫は得られませんという事で当然です。茨城にいた時土地を開拓していてよくこのいばらに出会いました。白くて美しい花が咲きますが、そのとげは鋭く、また種を蒔いた場所を塞いでしまいました。ですからそうした雑草のない新しい土地を開墾しなさいという事です。
 しかし霊的に解釈すると、耕地はまだ種(=聖書のみことば)を受け入れていない心という事が言えます。しかしその心が軟らかければ、そこに種は蒔かれやがて信仰の実を結びます。いばらのようにとげとげしく種を受け入れる気持ちが全くない心では、聖書のことばは育ちませんから、あえてそこに蒔いても無駄です。主なる神は新しい開拓地での人々の救いを待ち望んでおられます。
 ちょうどウラジオストクの農地が開拓され、その産物が必要としている人を助けるようです。