ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

熱波で妊娠中のお母さんから生まれる子が盲目に

 「弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。『先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。』(ヨハネ9:2)。
 
 2012年12月18日の「日々の気候組織」(http://wwwp.dailyclimate.org/tdc-newsroom/2012/12/heat-increases-birth-defects)サイト(上記のように訳してよいものやら)に、「極端な暑さは、稀ではあるが子どもの盲目の一因となっている」といった題の論文が載っていました。
 ニューヨーク州健康局とニューヨーク州立大学の研究結果です。
 この頃米国などは異常気象続きで、夏の熱波が到来する事が増えましたが、それは日本でも見られます。2011年、12年とも相当夏は暑かったです。「ヒートアイランド」などというカタカナ語まで登場しています。
 この研究ではニューヨーク州での15年間(1992年〜2006年)にわたる出生異常が調査されました。結果は地球温暖化に向かう中、厄介な意味合いを帯びて来ます。

 研究者たちは極端な暑さと出生異常との関連性を調査しました。すると妊娠中の胎児の発育段階で最低気温が5度上昇しただけでも、0歳児が先天性白内障になる可能性が高くなる事を発見しました。周囲の熱に多く曝される事が母親の深部体温(内臓などの臓器温度)を上げてしまいます。65,750人の0歳児が、妊娠4〜7週の時期の夏、子宮にいました。その時期は目が発達する極めて重要な段階です。その白内障は赤ん坊の視覚発達を妨げ、小児期で盲目や視覚障害が起こる主要な原因となっています。その65,750人のうち、6,422人が白内障を伴い誕生しました。
 予防は素早い治療でうまく行きます。外科手術で白内障を取り除き、メガネやコンタクトレンズで視力を矯正します。
 しかしもし失敗すると、たとえ後で白内障が除去されたとしても、脳との繋がりが改変されて、視力が永遠に失われてしまうそうです。医療格差の厳しい米国では、夏の時期熱波が到来し、その時期妊娠中の母親は、たぶん気づかずに先天性白内障の子を産み、十分な治療も受けられないうちに、失明させてしまう事があるのではないかと危惧します。日本のヒートアイランド化している東京圏や内陸部の栃木や群馬といった都市でも要注意ではないかと思います。
 ニューヨーク州当局では、地球温暖化が進み、異常気象が一般的になると、出生異常の危険性が増すのではないかと疑っています。