ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

IAEA国際原子力機関の会合で専門家たちは福島で進行中の問題について、批判をしています。

 「わたしが暗やみであなたがたに話すことを明るみで言いなさい。また、あなたがたが耳もとで聞くことを屋上で言い広めなさい」(マタイ10:27)
 2013年9月17日のジャパンタイムズでは、上記の題の報告がありました。
 IAEA国際原子力機関)と言えば、「国際連合傘下の自治機関であり、原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関である」(ウイキペディア)とある通り、原子力エネルギーの促進を推進する国際機関です。その内容は注意して吟味する必要があると思いますが、ここで伝えられてニュースは、日本ではあまり知られていないので、粗訳を試みました。

 日本政府は月曜、国連核監視機関(つまりIAEA)の年次総会に合わせて開催された説明会で、核の専門家たちからの厳しい批判にさらされました。それは福島第一原子力発電所の放射性汚染水の漏出を塞ぐ試みについてでした。
 政府が招集した会合で、スロバキアの専門家は、これまで長期にわたり行って来た事と言えば、汚染水をタンクに貯蔵する事だけだったと言い、それで問題に対する解決策を見つけたのかかという質問をしました。
 フランスの専門家は、政府が漏出の事実について速やかに情報を公開していない事を明らかにしていました。その専門家は日本がツイッターといった手段で、情報を素早く正確に出す事が出来ただろうと言いました。
 日本の当局者たちは漏出個所を認定してそれを防ぐには時間がかかると言いました。また彼らは炉の建屋に水が流れ込むのを減らす為、地下水を山から海へ放出する事を考えて来たけれども、放射性汚染について心配している漁民たちからの反対に直面しているとも言いました。
 また当局者たちは日本が国際社会の信頼を勝ち取る為に、透明性を高めようとして来たと言いました。
 その説明会はウイーンで月曜に開かれた国際原子力機関の年次総会の片隅で行われました。
 2011年3月、地震津波災害で損なわれた福島原子力発電所では、およそ400トンもの地下水が炉の建物に毎日流れ込み、新たな汚染源を作り出しています。

 その会議で安倍内閣特命担当大臣である山本一太は、放射能汚染水の継続的な漏出についての国際的懸念をなくそうとしました。そして汚染水危機を封じ込める為、東京が最大限まで関与している事を確信させようとしました。
 山本氏はまた発電所の問題について国際社会に正確な情報を提供する為、倍の努力をすると誓いました。
 5日間の年次会合の最初の日の弁論で,山本氏は日本政府がその汚染水の危機について「最も緊急な仕事」として取り組む考えであると言いました。そして47億円を必要な措置の為に費やすつもりであると言いました。
 彼はまた原子力事故後採用した厳しい安全基準により、日本の水と食べ物は安全に食べたり飲んだり出来るという事を強調しました。水漏れの影響は福島発電所の湾岸内部の0、3平方キロに限定されるという政府の公式見解に沿って語りました。そして港湾外部の海水の放射能レベルは、世界健康組織(WHO)の定めた飲料水としての安全な限界より低いと言いました。
 山本大臣は国際社会の協力を日本と共にするよう求めました。それは水の問題を収拾し、津波の被害を受けた原子炉の廃炉にする事についてでした。
 グローバルな協力システムを確立し、全世界から技術と専門知識をもたらす事が必要です。なぜなら水の危機を終わらせ、廃炉計画を立てる仕事は、前例のない挑戦に打ち勝つ必要がある為、技術と助言を全世界から集めなければならないからです。山本氏はそう言いました。
 会合ではIAEAの事務局長天野之弥氏が、日本への援助拡大の為この機関には用意が出来ている事を表明しました。そして水漏れ問題は「最優先事項であり、緊急に取り組む必要がある」と言いました。
 *原発の実態でうそを重ねる安倍首相とその太鼓持ち山本氏に、あの国際原子力機関でさえ疑いの目で見ている事を忘れないようにしましょう。しかも全世界から技術と専門知識をと言いながら、実質は米国からの技術者だけ東電に受け入れさせています。