ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

台風30号がもし福島原発を直撃していたら

被害 「万軍の【主】はこう仰せられる。見よ。わざわいが国から国へと移り行き、大暴風が地の果てから起こる」(エレミヤ25:32)。

 2013年11月8日、台風30号=ハイヤンがフィリピン中部へ上陸しました。最大瞬間風速98メートル、中心気圧は895ヘクトパスカルとの事で、上陸した台風の中では観測史上最大規模のものだそうです。沿岸部では約5メートルの高潮が襲い、死者の数は今後の捜索で1万人に上ろうとしています。左図はhttp://saigaijyouhou.com/blog-entry-1169.htmlより。
 既にネットのニュースから大災害になる事が予測されていましたが、日本の新聞は最初あまり関心がなかったようです。今までもそうですが、日本を直撃する予報が出ると、マスコミは熱心に追跡するのに、いざ逸れて台湾などのほうに上陸しても、あまり報道しません。いつも日本さえ無事ならといった自己中心的な姿勢が感じられました。
 しかし今回はその規模のみならず、人や家屋の被害が甚大だったので、大々的に報じました。セブに居たブロガーの土橋克寿氏が、ハフポスト・ジャパンで、その状況を伝えていますが、少し逸れた為、停電と断水程度で収まりそうです(http://www.huffingtonpost.jp/katsutoshi-dobashi/30_1_b_4244438.html?utm_hp_ref=japan)。

 しかしネットで空からのスライドショーなどを見ますと、どこかと似ています。そうです、地震津波災害に襲われた東北地域です。完全に冠水、家屋崩壊、海の舟が陸地に乗り上げている光景、全てすさまじいものがありました。画像はネットのロシア語サイトから。
 ですからもしこの台風ハイヤンが福島を直撃していたら、おそらく4号機の建屋などすっ飛んでしまい、使用済み核燃料プールからの燃料棒取り出し作業中であろうとなかろうと、それは地上に落下し、少なくも首都圏は壊滅状態に陥った事でしょう。東電は11月8日にその搬出作業を開始する予定でしたが、早速何かの不備で、11月末に延ばされています。もう半分はやる気を失って、初歩的ミスが多発している東電の事、もし落下したら東日本全体にわたる大惨事になる事でしょう。
 フィリピンで被災された方々、亡くなられた方々のご遺族の為にひたすら祈るばかりです。