ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

福島県双葉郡楢葉町のJビレッジ近くに常磐線新駅必要なのか

 「ソロモンの所有のすべての倉庫の町々、戦車のための町々、騎兵のための町々、ソロモンがエルサレムや、レバノンや、すべての領地に建てたいと切に願っていたものを建設した」(列王第一9:19)。
 Jヴィレッジは1997年に東電を主体に建設され、サッカートレーニング施設として有名でした。

 2011年3月11日東電福島第一原発事故発生後は、「事故対応の前線基地」(福島民報の記事から)としてマスコミでも頻繁に取り上げられて来ました。
 東京五輪開催が決まると、この施設はトレーニング施設として再利用される事になり、東電が主体となる復旧作業が行なわれていました。
 17年11月9日の福島民報では、18年に一部がオープンし、19年に全面再開するこの施設のうち、国内初となる巨大な全天候型屋内練習場の工事写真が公開されていました。左上の写真は私が撮影したものです。
 工事は進行中なので、今年6月訪問した時も、各入り口は警備員が居て、その全貌を見る事が出来ませんでした。
 そうこうしているうち、11月3日の新聞記事は突如、このJヴィレッジ付近に新駅を設置する計画が浮上している事を伝えていました。
 国道6号からアクセスしやすく、何回か車で行ってみました。常磐線広野駅は見た事がありますが、木戸駅はまだです。
 このJヴィレッジから木戸駅まで車で6分ほど、広野駅まで10分くらいです。車があればわけなく行けます。

 広野駅周辺はわりに新興住宅が建っていて、帰還には人気のあるところみたいですが、ネットで見ても木戸駅は過疎化の地域にポツンとあるなという感じです。東側は海に近く3・11当時、津波でもろにやられました。すぐ北の竜田駅は訪問しましたが、およそ活気があるとは言えない様子でした。右写真。

 駅から北の方向を眺めても同様な印象です。
 JR常磐線はまだ全線開通したわけではないので、そうなのでしょうか。*19年末に全線開通予定。
 大震災から6年8ヶ月、今更戻って来る人々の数は限られています。他の市町村に住み着いているからです。
 どう見ても東京五輪の為に新駅を作るメリットがあるのか疑問です。
 Jヴィレッジ近くに駅が出来て徒歩で行ければ、五輪の為に若い選手や指導者や観光客は大いに利用するかも知れません。
 でもその宴が終わって数年もすれば、きっと経営上の問題も出て来るはずです。
 福島の復興が優先されるべき課題なら、私は元々五輪など必要ないという立場ですし、ましてその為の新駅なんて余計不必要だと思いますが…。
 五輪の熱狂の最中に、福島の陰惨な光景など頭に浮かんでくるはずもないと想像しています。皆様は如何ですか?