ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

騒ぎに耳を傾けよ。戦争でなく人に投資せよ

 「憎しみは争いをひき起こし、愛はすべてのそむきの罪をおおう」(箴言10:12)
 2013年12月18日のハフポストサイトでは、上記の題で弁護士のラルフ・ネーダー氏が寄稿していました。
 消費者運動で非常に有名なネーダー氏ですが、よく上記サイトに登場します。

 12月はじめに活動家の代表団が連邦議会に出て、巨大で制御出来ない軍事予算の削減を要求しました。
 数百万のアメリカ人が不十分な健康管理、低賃金、悪化する公共サービス、そして将来の不確実さと戦っており、富裕なエリートとワーキングプアとの間の格差が広がっているというのに、何十億ドルという納税者のドル紙幣が、毎年防衛省の国庫に流れ込んでいるからです。
 現在ペンタゴン(*国防総省)の予算は、米国政府の全運営予算の半分となっています。2013年におよそ七千百六〇億ドルと見積もられている米防衛予算は、それに次ぐ支出の高い10カ国の防衛予算を合わせたものよりも大きいのです。
 ネーダー氏は議会やオバマ大統領に対する代表団の公開書状を以下に紹介しています。
 膨れ上がった軍事予算を削減し、その分を実際に人々を助ける重要な社会的計画、例えばフードスタンプ社会保障、全ての健康管理に対するメデイケアの改善といった事に使用するよう求めています。さらに大規模な公共事業予算を議題にする事も要求しています。それはクリーンで再生可能なエネルギーを含む仕事です。それにより労働者の高賃金が創出可能になります。さらにクリニック、道路、学校l、橋、図書館、 公共輸送、上下水道システム、国立公園といった崩れかかったインフラ整備を、国防予算削減分で行うべきです。それらの多くが1930年代フランクリン・ルーズベルトによるニューデール政策の産物で、緊急を要するものです。
 ペンタゴンは外国人テロ活動への恐怖を煽る宣伝活動を大々的に行い、結果として対外的にも対内的にも大きな犠牲を強いて来ました。それによりロッキードボーイングハリバートン(*米軍に関わる軍事輸送など担当)などの大企業は大儲けして来ました。また現在建造中の空母ジェラルド・R・フォード号は128億ドル以上かかりますが、年間に換算すると国税庁年次予算全体を10億ドルも上回ります。既に十分な空母があるのに。
 一方で数百億ドルも浪費して、飛行機やタンクを造っています。それはしばしば生産ラインを離れた後、砂漠の「駐車場」に使用されずに保管されています。防衛予算は議会で聴取不可能なものが多く、無駄で冗長、腐敗、費用オーバー、複雑な不正請求詐欺、貧弱な品質管理で一杯です。
 アイゼンハワー大統領は「産軍複合体」の危険を、1961年における辞任演説で警告しました。今その事態になっていますが、その警告に耳を傾け、将来人々の益となるような大切な投資をする為に使うべきです。各人が議会などへ直接電話し、抗議を続けましょう!
*ネーダー氏の闘争は議会などへの直接の抗議電話作戦です。私たち日本人も、もっと多様な戦い方があるかも知れません。知恵を絞りましょう。