ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

運動していても、長い間座っていると、病気や早死にの危険が増す

 「なまけ者よ。いつまで寝ているのか。いつ目をさまして起きるのか」(箴言6:9)。
 2015年1月19日のサイエスデイリサイトに、上記の題の論文紹介が載っていました。
 発表したのは、大学健康ネットワークという組織に加わっているトロントリハビリテーション研究所の上席研究者デビッド・アルター博士らです。内科学紀要に出された再調査の研究によると、人が昼間座っている時間の総計は、たとえ定期的な運動をしていても、心臓病・糖尿病・がん・死に至る高い危険性と関係あるというものです。

 アルター博士は「平均的な人の昼間の半分以上が座って過ごしており、テレビを見たり、コンピュターの仕事をしたりしています」と言っています。「私たちの研究によると、身体活動を行って健康増進の為の利益を得たとしても、それだけでは病気の危険を減らすのに十分ではないという事を発見しました」。
 研究チームはメタ分析研究(統計的分析のなされた複数の研究<41個>を収集し、いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法―ネットより)により、座ったままの行動に焦点を当てた研究を再検討してみました。
 すると1日30〜60分、穏やかなものからはつらつとしたものにまで至る運動をしていても、その後昼間の残りをドカッと座っているのは決して良い事ではない、という事が分かりました。
 もし長く座ったままでいると、何らかの死の危険が15〜20パーセントも高い事が分かったのです。つまり心臓病になる事や心臓病による死、癌になる事や癌による死の危険が、15〜20パーセントも高くなる事、さらに糖尿病を進行させる危険が90パーセントも増える事が分かりました。定期的な運動をしていてもそうなので、まして1日全然あるいはほとんど運動していない人の場合、健康の為には目立った悪影響が見られるという事です。
 それで当座の目標は1日12時間のうち、これまでより座っている時間を2〜3時間減らす事です。それには、座って仕事をしている時、30分毎に1〜3分間立ったり、動いたりする事、テレビを見ている時なら、コマーシャルの間に立ったり、運動したりするように、これまでの行動を変えなければなりません。
 しかしこれはメタ分析なので、主執筆者のビスワス理学士は「長く座っている時間と関わる健康の危険性を相殺し、健康状態を最大限に高める為には、どれ位の身体活動が必要なのか、もっと研究が必要だ」と言っています。
 *これは結構反響を呼んでいますが、特に糖尿病の私としては、90パーセントもそれを進行させるとあっては、穏やかではないので、上記のような立ったり運動したりする時間を、努めて増やすようにしました。皆様は如何でしょうか?