ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

睡眠により改善される7つの問題

 「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。【主】よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます」(詩4:8)。
 2013年11月29日のハフポストサイトで、上記の題の記事がありました。
画像はhttp://artist.artkoni.net/ff-30.htmlから借用。
 現代は騒音、光、IT機器など、絶えず耳や目を刺激するもので満ち溢れ、なかなか円滑な眠りが難しくなっています。様々な健康の障害も不眠の一原因となっているでしょう。しかしその睡眠不足をいつまでも放置していると、それだけで様々な問題が生じて来ます。逆に十分な睡眠は身体の諸問題改善への道を開きます。
 記事を寄せたのはオハイオ州ケース・ウエスタン・リザーブ大学准教授のリー医学博士です。博士によると睡眠不足による問題は少なくも7つ存在します。
1体重増加。寝不足すると高カロリーの菓子やジャンクフードを余計に切望するような傾向は、私だけでなくどうも普遍的に存在するようです。確かに睡眠が十分だとカロリーの消費が少なく、体重の増加に結びつかないでしょう。電車で見かけるスマートフォンに夢中の若者たちは、おそらく慢性的に寝不足でメタボ気味です。
2糖尿病の危険。これまでの研究結果によると、たった4日間の著しい睡眠剥奪で、血糖値を下げるインスリンを受け入れる脂肪細胞の、インスリン受容体の感受性がひどく低下してしまいました。それが持続すると、タイプ2の糖尿病の危険性が増します。
3性欲が落ちる事。睡眠を奪われた時、男も女もセックスに関心があまり寄せられなくなったという報告が出ています。特に男の場合が深刻で、夜間に男性ホルモンのテストステロンが急速に減少する傾向があります。長期にわたると前立腺の病になる危険性が高くなりそうです。
4記憶の悪化。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、寝ている時それを繰り返しています。レム睡眠の時は浅い眠りで、身体は深く眠っているのに、脳は活発に動いている状態です。ですからこの時、学習や記憶の改善と最も密接な関連が生じます。記憶が固定されます。一方ノンレム睡眠は、深い眠りで脳も身体も休んでいる状態です。いわゆる昼の居眠りはノンレム睡眠で、ほんのちょっとしたうたた寝でも記憶、学習、集中、注意力について積極的な効果があるようです。ですからノンレム睡眠の時、無理矢理起こされると、目覚めが悪くなります。寝不足は特にこのレム睡眠の時間を減らし、記憶力を低下させます。
5頻繁な風邪。風邪を引くと、ビタミンCの摂取を積極的に行う人がいますが、その治癒にはあまり役立たず、睡眠をたっぷり取る方が良いのです。2009年の研究によると、毎晩8時間以上寝る人は7時間未満の人より、ほぼ3倍ほど風邪を引きません。
脳卒中の危険が増える。2012年のアラバマ大学の研究では、いつも一晩6時間未満の睡眠しかとらない人々は、4倍も脳卒中症状の危険がある事が分かりました。この年働く成人の30パーセントは、睡眠時間6時間以下でした。まだ因果関係は明確でないものの、睡眠不足は明かに心臓血管系に悪い影響を与えているようです。
7ガンの危険性。これも持続的調査が必要ですが、一般に6時間未満の睡眠しかっとっていなかった人は、再発したり、進行したりするガンが増す危険性があるという報告が出ています。
 *事実の確定にはまだ多くの症例の積み重ねが必要ですが、上記は大雑把な目安です。