ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

小児がんで生き残った子らは、かなりの慢性病を持っている

 「神は六つの苦しみから、あなたを救い出し、七つ目のわざわいはあなたに触れない(ヨブ5:19)。
 *聖書の6は不完全数、7は完全数を表し、ここで苦難に限界がある事を知らされます。
  2013年6月12日のタイム誌サイトに、上記の題の記事がありました。
  調べたのは聖ユダヤ小児研究病院(テネシー州)のがん克服部門の指導者メリッサ・ハドソン博士らです。

 それによりますと、小児がんで生き残った子ら1700人以上の98パーセントに、少なくも1つの慢性病がある事が分かりました。その慢性病とはがん、心臓病、異常な肺の機能などです。この1700人の対象者は18〜60歳の人々です。平均年齢は33歳でした。
 著者たちは45歳になるまでに、80パーセントの生き残った子らが、いのちに関わる、無力な、或いは深刻な健康状態にある事を報じています。65パーセントの子らが、治療で異常な肺機能を得た後、肺の問題を抱える危険性がありました。神経認知の問題の危険があった、かつて患者の身だった61パーセントの子らが、視床下部のような脳の分野で、内分泌腺の問題を抱えていました。また56パーセントの子らに心臓の異常が、48パーセントに記憶の困難さがありました。

 ハドソン博士は「幼少の時癌の治療を受けて大人になった人々が、健康問題に対して高度の危険性を持ち、その問題は加齢と共に増加しているように見えます」と言っています。患者への化学療法で放射線に曝される時間は最小限度に抑えられています。しかしその器官は以前より脆くなっていて、様々なちタイプの病気にかかる危険性があります。老齢者が高血圧、骨粗しょう症、高コレステロールにかかりやすいのと似ています。しかしこの小児がんを生き延びた人々で、未確認だった病気を結構持っている人が多いのが、今回の大きな発見となりました。
 泣きっ面に蜂と言いますが、小児がんを患って大人になった人は、なかなか安心して平穏な生活を送るのが難しいようです。せっかく小児がんの治癒率が上がっているというのに。
 日本でもこれから原発関連で小児がんは相当増える事でしょう。仮に寛解となったにしても、原発は依然放射能を放出し続けているでしょうし、結婚をどうしようと悩む人々も多くなるはずです。その多重被害に今度の研究結果がまた重なります。
 それに対して私はどんな手助けが出来るでしょうか?無力です。やはり最後には「私をあわれんでください。【主】よ。私には苦しみがあるのです。私の目はいらだちで衰えてしまいました。私のたましいも、また私のからだも」(詩31:9)と、神に助けを求めるほかないのではないかと思います。