ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

小惑星の衝突による恐竜の絶滅か

 3月5日の朝日新聞は「恐竜絶滅 原因やはり小惑星」という見出しで、国際チームが結論を出し、論争は決着したと報じています。
 しかしその「成果」なるものは、又しても米国の権威あると言われる科学誌「サイエンス」に載せて、日本の一般の人々がほとんどアクセス出来ないようになっています。「又しても」と言ったのは、このブログの一番初めに書いた事ですが、同じような国際チームによるアルディピテクス・ラミダスの論文を「サイエンス」に載せるだけで済ましているからです。
 そして両者に名の知れた東大元教授や現役の教授が関わっています。日本のトップの大学が進化論でリーダーシップを執っているのです。ですから「東大の先生の言う事なら間違いないだろう」という事になってしまいます。権威づけもよいところです。国民の税金を使いながら(と言っても私など税金も払えない貧困者ですが)、それを国民に還元しない、ひどい話です。
 かつて東大闘争があった時、そうした権威を否定する動きが徹底していましたが、今はもうその時代など誰も見向きもしません。あの時他の大学にいて考えていましたが、東大医学部のT氏が処分を受けながら、その現場にいなかった事が発覚しました。しかし教授たちは否定し続けていたと思います。そうした事は緻密な実証で明らかにするべきなのに、それが行われていないのです。それは科学の現場でも言えるのではないですか。進化論の刷込みで頭の一杯になっている人々は、もっと違った(科学の)枠組みからの批判などに耳を傾けず、偏見のかかった結論を出していませんか。
 今回の論文の対象となった小惑星の衝突の件ですが、これは全く新しい問題ではなく、既に出ていて激しい論争の的になっていたものです。
 メキシコのユカタン半島北端にチクシュルーブ・クレーターと呼ばれる丸い穴が見つかっており、それが小惑星の衝突によるのか、火山活動や激しい地殻変動を受けた余波なのか、ずっと論争が続いていたのです。
 小惑星衝突派の主張の中には、そのクレーターを中心に次第に遠ざかるほど薄くなるイリジウムが存在する事や衝突による衝撃で変質した石英などの証拠が挙げられています。
 特にイリジウムという原子番号77の金属元素ですが、確かに隕石の中に含まれているとはいえ、とにかくも希少な元素なのです。それがメキシコのクレーター付近に厚い層をなして存在すると言いますが、それでは一番の産出国である南アフリカ共和国ではどうなのでしょうか。ここはアフリカ大地溝帯と呼ばれる大断層が存在し、かつて激しい地殻変動が起きたところですが、今のところ「クレーター」は見つかっていません。 では少し北の中央アフリカではどうでしょうか。ありました!BBC Newsの伝える映像では確かにクレーターらしきものが写っています。それはコンゴのキンシャシャという所に存在します。そしてそこには確かに衝突の衝撃を受け変質した石英も見つかっているそうです。ではそこに周辺と有意な差のあるイリジウムは見つかっているのでしょうか?見つかっていないと思います。すると何が言えるでしょうか。素人考えですが、たとえ衝突当時あったとしても極めて僅かで(だから希少金属)層を成すほどではなかったという事ではありませんか。火山活動の活発な南アフリカでクレーターが見つからず、同じ火山活動のあった中央アフリカでクレーターが見つかっているのに、イリジウムは見つかっておらず、変質した石英だけが存在します。研究者たちの考える地質年代は、このメキシコとアフリカでは違うと主張するかも知れませんが。
 そうすると、今のところチームの出した結論には、まだ論理的不整合があるようです。白亜紀第三紀の境界線上に存在するイリジウムと、恐竜の絶滅を結び付けようと無理やりこじつけているような感じがします。「誰も目撃した事がない」のに、どうしてこうも断定的に物事を決め付けるのでしょうか。やはりバイアス(偏見)がかかっているのではないですか。
 でも創造論の見地からすれば、恐竜はノアの箱舟に乗ったものを除いて、その洪水で絶滅した筈です。グローバルな大激変だったからです。火山活動だって、私たちの想像も出来ないほど激しいものだったでしょう。それがイリジウムを地上に押し出したと言えるでしょう。そして白亜紀第三紀の地層の違いも、この大洪水による産物と考えられます。誰も見た事がなく、いまだかつてなかった大激変なら、何でもありです。
 それを聖書は少ないみことばの中で直接・間接に示しているわけですから、この記録と、実験室で再現が決して出来ない過去の記録=進化の記録とどちらが妥当でしょうか?両者とも信仰の問題です。そしてこの天地を造られた創造主への信仰がないと、やがて裁きがあるという事を、読者はあ或いは研究者たちは銘記すべきです。