ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アマゾンの森林破壊とマラリアの増加と聖書の疫病

 英語のVOAサイトの健康をクリックすると、世界中の疫病の進行状況とその対策のレポートがよく出て来ます。
 今回はアマゾン川流域の開発と森林破壊により、マラリアを媒介する蚊の増加が取り上げられていました。新しい研究では森林の破壊とマラリアの増加という関係が、衛星からのデータと政府のマラリア患者発症例の調査結果との結び付きから明確になりました。ウイスコンシン大学のサラ・オルソン教授らの尽力によります。

 オルソン教授によりますと、5パーセントの森林破壊は50パーセントのマラリア感染危険に繋がるそうです。太陽光がよく差し込むようになると、蚊の幼虫の繁殖が水溜りで急増するわけです。
 こうした森林破壊とマラリア増加の因果関係は、前々からも言われていたそうですが、今回膨大な調査結果から改めて明確になったという事です。
 ウイキペディアによりますと、マラリアは単細胞動物マラリア原虫を病原体としており、ハマダラカという蚊が媒介します。その蚊に刺された後体内に入った原虫は血液を介して肝臓にたどり着き、そこで増殖するそうです。肝細胞は破壊され、再び血液中に入ると今度は赤血球を破壊し、高熱を起こします。治療が遅れると感染した人は死亡します。全世界で100〜150万人の死者が出ているそうです。
 治療が間に合わず集団発生する伝染病の事を「疫病」と言い、聖書ではこの「疫病」という言葉が頻繁に使われています。
 聖書のはじめに人間は自然をよく管理するべき者として造られたのですが、罪を犯してからはこの自然の破壊を行うようになり、今日のような新自由主義経済体制下では、競ってこの自然破壊を進めています。
 そのような罪の行為を神が見過ごしておられるわけはありません。モーセが率いるイスラエル人の出エジプトが国王パロによりしばしば妨げられると、神はエジプトの全土にこうした疫病を送り込まれました。
 「わたしが今、手を伸ばして、あなたとあなたの民を疫病で打つなら、あなたは地から消し去られる」(出エジプト9:15)。
 そのように神はご自分に敵対する者たちの罪の刑罰として、それを実行されました。それは遠い昔の物語として片付けられるものではありません。
 現代のように信仰なきあくどい開発者たちのグローバルな地球破壊に対しても、依然として聖書の神は警告を発しておられます。罪が満ちて地球の汚れが最大になる前に、地球全体は必ず更新されなければなりません。
 その日がいつか全く分かりませんが、その前兆を聖書では幾つか示しています。
 「大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現われます」(ルカ21:11)。
 実際その通りではありませんか。統計上は地震の数が増えてはいないと言っても、大きな地震は絶え間なく続いていますし、疫病は鳥インフルや豚インフルといった新たな形で猛威をふるっています。私たちは「焼き尽くす火」とも言われているこの神を畏れて、備えをするべきではありませんか?