ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

有名なローマ・コロセウム(円形大闘技場)の見学が初めて可能に

 英語サイトabcニュースの5月27日の記事によりますと、これまで一度も公開されていなかったローマ・コロセウムの見学が許可されるようになります。
 訪れる人々はその構造をつぶさに見られるようになります。薄暗い底から、一番上まで上ると、そこからローマの大広場が見渡せます。

 元々このコロセウムは木で作られ、砂で覆われていたとサイトにはありました。
 とりわけ興味をそそられるのが、地下にあった各部屋と通路で、そこに猛獣や剣闘士たちが住んでいました。およそ2千年前の事です。
 競技の場はそうした部屋や檻の上に板を張って作られたようです。そこで猛獣と人間とが、或いは剣闘士同士が戦ったわけです。
 アフリカなどから連れて来られたライオンなどが人間を食いちぎる残酷な場面を、ローマの人々はこの円形大競技場から「楽しそうに眺めていた」と思われます。特にその人間が当時ローマに浸透しつつあったクリスチャンたちの場合はそうだったのでしょう。
 「私の敵がどんなに多いかを見てください。彼らは暴虐な憎しみで、私を憎んでいます」(詩25:19)。
 この憎しみからどれほど多くのクリスチャンたちが殺された事でしょうか。
 別のネットで見ますと、こうした残虐な競技はほぼ300年ほど続いたそうです。ローマ帝国の退廃極まれりです。
 しかし神は決してこの事態を見過ごしにはされませんでした。
 「残忍な者は自分の身に煩いをもたらす」(箴言11:17)。
 暴君として有名だったネロ帝の下でキリスト教は禁じられましたし、使徒パウロは彼の治世下で殉教したと言われています。kれどもネロ自身は神の刑罰を受ける形で、元老院から追われ自殺しています。
 そしてコンスタンチヌス帝になってから、313年のミラノ勅令でキリスト教は初めて公認されるようになりました。
 殉教したクリスチャンたちの死は決して無駄ではなく、今日のクリスチャンたちは彼らの犠牲の上に成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
 そんな思いを馳せながら、新しく公開されるコロセウムに見学に行くのはどうでしょうか。