ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

森林伐採、木を植えた男女と将来の御国

 熱帯林は地球全体のおよそ7パーセントを占めるだけだそうですが、そこには世界のあらゆる種(聖書の用語では種類)の約半分が生息しているそうです(2007年3月30日の時点でのナサ情報http://earthobservatory.nasa.gov/Features/Deforestation/)。

画像を上記サイトからお借りし、一部変更しました。
 この多様な熱帯林が人間の手によって伐採され、その木々は建設用又燃料用木材となり、空いた土地が農地や牧草地に変えられ、また道路や都市地域が建設される為、急速に消滅しつつあるのは良く知られた事実です。
 この森林伐採は人間の諸々の必要を満たす為にやむを得ない事もあるでしょうが、一方で社会的な争いや動植物の絶滅、気候の変化といった極めて深刻な事態をもたらしています。
 他のサイトを見ても、世界中の森林伐採により1更地のプランテーションへの転用、2焼畑農業の推進、3燃料用木材の採り過ぎ、4大規模な森林火災等で、それがどんどん減少している事が分かります。
 地球温暖化という減少もいまだ詳細に解明されたわけではないでしょうが、森林は光合成という良く知られた作用で、大気中から葉の気孔より吸収した二酸化炭素と根から吸い上げた水を原料として,太陽エネルギーと葉緑素のはたらきで糖(有機物)をつくり,酸素を放出します。ですからその森林が無くってしまえば、二酸化炭素の吸収が不可能となり、大気中に排出される二酸化炭素が急激に増大し、それが地球温暖化をもたらす一因になっているのは、間違いないでしょう。
 そこで事態を深刻に考えた人々は、砂漠化した地域、荒廃した地域に「木を植えよう」という運動を起こしたわけです。その一人が近頃亡くなったケニヤ出身のワンガリ・マータイさんであり、日本では建築家の安藤忠雄さんなどです。
 私は茨城の鉾田にいた時、垣根の代わりに近くの森林から杉やヤツデ、サカキなどを採って来て植えました。30センチ位の高さだったのが、10年後には3メートル近くに達したものもあります。その手入れは大変でしたが、お蔭で家は涼しく夏の冷房節約にはなりました。
 今後世界中でどうなるか分かりませんが、経済効率の為に貴重な森林がさらに消失してしまうと思います。金にモノ言わせる人々が地球との共生を真剣に考えるとは思えません。やがて地球は破滅に向かう…。しかし聖書はその先の事を預言しています(このところ将来の預言に触れる機会が多くなりました)。
 「わたしは、裸の丘に川を開き、平地に泉をわかせる。荒野を水のある沢とし、砂漠の地を水の源とする。わたしは荒野の中に杉や、アカシヤ、ミルトス、オリーブの木を植え、荒地にもみの木、すずかけ、桧も共に植える。主の手がこのことをし、イスラエルの聖なる者がこれを創造したことを、彼らが見て知り、心に留めて、共に悟るためである」(イザヤ41:18−20)。
 主なる神が創造された木々が、豊かな恵みにより地を潤すという事は、勿論歴史において一部成就して来ましたが、その最終的な成就は千年王国の到来を待っての事でしょう。原発事故で汚染された福島その他の大森林がどうなるか心配で気が滅入りそうですが、せめて聖書のみことばに希望を見出したいと願っています。