ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ヒョウのまだらと聖書

 サイエンスデイリ(英語)のサイトでは、10月21日英国ブリストル大学の研究者たちがヒョウ、クロヒョウチータ、トラ、ヤマネコなどの身体の模様に関わる進化論的研究成果を発表していました。元の論文はProceedings of The Royal Socety B サイトのhttp://rspb.royalsocietypublishing.org/content/early/2010/10/15/rspb.2010.1734.fullに全文載っています。非常に長い論文です。
 これらの動物はネコ科に分類されており、便宜的には大型ネコ(トラ、ヒョウ、チータなど)と小型ネコ(ヤマネコなど)に分けられます。
 今回研究者たちはインターネットから得られた35種のヤマネコの模様を、その発達の数学的モデルを用いて分析しました。データには地上で生息、地上で時には樹上で、地上と樹上、樹上で時には地上、樹上で生息といったものや、活動時間について、夜行性、夜行性で時には薄暗い時、特に好みなし、主として昼間、完全に昼行性といった分け方、身長と体重の分類などが打ち込まれました。まだらなどの元になるメラニン色素なども加味されました。
 統計の結果、35種のうち9種には模様なし、16種は常に模様あり、10種は可変性がありました。
 種の行動による模様の予測では、木で過ごす時間が多ければ多いほど、不規則な模様、複雑な模様がありました。しかし論文の後半を見ますと、すっきりしない極めて複雑な結果が出て来ます。しかしこの諸結果は概して模様のないネコが平坦で明るい環境、模様のあるネコは木ややぶが多く、影の多い環境に生息している事が裏付けられたとしています。後者は擬態に適しています。でも模様はと言えば、擬態の得意なトラでも、模様は依然として縦筋のままです。チータなどは開けた生息地を好むにもかかわらず、まだらがあります…。もう紹介するのに疲れました。
 要するにこの論文からは統計的にもすっきりした進化を示す証拠が見つかりません。むしろ茫漠たる印象です。真面目で大掛かりな論文ですが。
 しかし聖書ではどう言っているでしょうか。
まず創世1:24を見ますと「ついで神は、『地は、その種類にしたがって、生き物、家畜や、はうもの、その種類にしたがって野の獣を生ぜよ。』と仰せられた。するとそのようになった」とあります。神がこうしたトラやヒョウなどを創造週の6日目に造られました。今ネコ科に分類されている「ネコの種類」の中で、遺伝子DNAの蛋白質をコード化する領域について、神はその蛋白質を生物間で同じものとして活用しながら、生物に従ってそれらを異なる形で制御しておられたものと思われます。また蛋白質をコード化しない領域でも、一時極めて類似性は高かったと思われます。それが人の堕落後に変質したものと思われます。「ジャンクDNA」と呼ばれたコード化しない領域での「ネコの種類」の比較研究が待たれます(AIGhttp://www.answersingenesis.org/articles/aid/v2/n1/junk-dna-part-2参照)。
 しかし神は私たちにこう問うておられます。「クシュ人がその皮膚を、ひょうがその斑点を、変えることができようか。もしできたら、悪に慣れたあなたがたでも、善を行なうことができるだろう」(エレミヤ13:23)。
 この意味は神が定められたクシュ人(エチオピヤ人)が自らその黒い肌の色を変える事は出来ず、ひょうがその斑点(まだら)を変えられないように、人は悪に染まったその性質を自ら変える事が出来ないという事です。それがお出来になるのはただ神だけです。
 生息環境がどうであろうと、ひょうはそのまだらを変えて別の種類のものになる事は出来ず、人間もその堕落した悪の性質(罪)を自浄作用で変える事が出来ないという事を、改めて上記論文から考えてみました。どうみても進化論では説明出来ない事です。