ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

米国飲料水のアメーバ汚染と本当に汚れていない水

 1月28日のサイエンスナウ電子版(英語)では、「飲料水のアメーバ、二重の脅威」という題で、学術専門誌「環境科学 と技術」の論文が紹介されていました。
 それによりますと、研究者たちは18カ国で行なわれた26の研究データを分析しました。すると飲用の給水設備などからアメーバが検出されました。
 アメーバと言えば中学や高校の理科では必ずと言ってもよいほど登場する原生動物です。http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/a-cg/a-100/a-110/IPA-acg100.htmからその構造図を拝借しました。核、収縮胞、仮足の3つが特徴的です。

 今回の分析では、このアメーバ(特にアカントアメーバと呼ばれているもの)は世界中の上水道設備で発見されています。そしてそれは多くのバクテリアを含んでいます。これが有毒なもので、人に感染します。レジオネラ菌が有名です。
 例えば水道水で顔を洗った時、目から侵入したアメーバは角膜を侵し、放置すれば失明させてしまいます。また鼻から侵入したものが脳に達すると脳炎をもたらし、しばしば致死的となります。レジオネラ菌を含んだものは肺炎を引き起こします。プールなどで感染する赤痢アメーバなどは、塩素消毒がされていて、だいたいひどい感染は防ぐ事が出来そうです。
 しかしアカントアメーバなどはそうした消毒措置に耐性があり、わりと生き延びるようです。それを宿主としているバクテリアは凄い勢いで増殖する事が実験で確かめられました。
 私たちが日常飲む水が危ない、これは深刻な問題です。この世の水は常に汚染の危険が伴うという事のようです。
 しかし聖書の水はそうではありません。
 「わたしの民は二つの悪を行なった。湧き水の泉であるわたしを捨てて、多くの水ためを、水をためることのできない、こわれた水ためを、自分たちのために掘ったのだ」(エレミヤ2:13)。
 ここでは主なる神がきよい、汚染の心配のない湧き水の泉に譬えられています。一方神に背馳した民は自らアメーバの生息するような世の水ためを作ってしまいました。これでは破綻は近いです。
 「わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます」(ヨハネ4:14)。
 こうキリストは言われました。キリストが与える水、つまり聖書の全てのみことばこそ、純粋で人々を新鮮にし、永遠のいのちを与える水なのです。