ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

沖縄の鉄道なき車社会

 2011年1月6日の朝日新聞社説に「沖縄の交通」という題のものがありました。
 私もうかつでしたが、沖縄には第二次世界大戦前、なんと県営の鉄道が走っていたそうです。一度だけ訪れた事のある沖縄でしたが、そんなレール跡を思わせる場所が見つかりませんでした。
 その原因は本土防衛の犠牲となった沖縄での激戦で、徹底的に破壊されたからだそうです。その為に沖縄ではいたるところ車で溢れているわけです。狭い県域ですから、社説でも言っているように、交通は限界に達しているそうです。まだ渋滞段階ですが、いずれ全く飽和状態になり、車が使えなくなる日も来るのではないかと危惧します。
 その点は同じ1945年日本が敗北した後も破壊されず、ソ連によって撤収され、現在も一部稼動している中国の南満州鉄道とは対照的です。
 勿論有識者たちは沖縄鉄道不在で手をこまねいているわけではありません。幾つかの団体が、地下鉄やモノレール、路面電車などの導入を考えているようです。中にはかつての鉄道路線に近いルートなどを開発して、利便性を考慮している団体もあります。とにかくそうした旧ルートを含む新しい路の開拓です。
 その点で将来の聖書における新たなルートの開発と似たところがあります。
 「その日、エジプトからアッシリヤへの大路ができ、アッシリヤ人はエジプトに、エジプト人はアッシリヤに行き、エジプト人はアッシリヤ人とともに主に仕える」(イザヤ19:23)。
 イザヤ19はイスラエルの隣国エジプトに対する預言の章ですが、ここにおける「その日」とは「千年王国」の事ですが、その時エジプト人も真の信仰に向かい、今度は王として来られる主イエス・キリストに従うようになります。そして言語はカナン語になるとありますが、これは注解者たちも言っているように「ヘブル語」の事でしょう。
 さらにかつてあの北イスラエル王国を滅ぼしたアッシリヤ帝国(既に滅亡しているので、彼らが支配した地域を指すと言っても良いと思います)周辺と、エジプトとが交流しつつ主に仕えるといった光景が出現するのでしょう。その為に相当距離のある両国間にメシラー(=公道)が作られるというのです。
 主イエス・キリストが全世界を統治されるので、そうした事が自由自在に行なわれるのでしょう。「隠れ未信徒」は生き続けるかも知れませんが、基本的に信徒ばかりの世界ですから、資本家らの複雑な利害関係といったものも消滅し、全てがスムーズに進行し、速やかに地球は快適な環境となるでしょう。