ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アンドルーー・ワイルの「より幸福な生活を送るための10の方法」を読んで

 2011年11月9日のハフポスト電子版(英文)に、上記の論文が掲載されました。アンドルー・ワイル氏は米国の著名な健康医学の研究者で、長らくハーヴァード大学の教官を勤めた後、現在はワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営しています(http://www.drweil.com/)。人間に本来備わっている自然治癒力の活用を提唱しており、ベストセラーとなった『癒す心、治る力』の著者でもあります。
 私が氏の名前を知ったのは、身体が弱いのを心配してくれている広島在住のクリスチャンである友人(医者)が、上記の代表作を読むよう勧めてくれたのがきっかけです。その本の第九章は「治癒が起こりやすい食生活」となっていて、例えばマーガリンはやめよう、出来るだけオリーブ油を使おう、動物蛋白摂取を控え、もっと大豆製品を食べよう、野菜特にブロッコリーを多く食べよう等々、極めて有益な勧めがされています。
 ハフポストではそうした研究と実践(上記氏のホームページでは自ら台所で野菜を刻んでいる動画もあります)を集約する形で、10の方法を簡潔に綴っています。この10の方法を実践するなら、「満足と平穏の状態」に達し、それを維持出来るといった意味合いになります。各方法の後の文章は私による要約です。
 1運動する事。人間のからだは定期的な身体活動を行なうよう設計されています。エアロビクス、ヨガ、ウエートトレイニング、歩く事等々は、気分一新の為に役立ちます。大変精力的な活動より、キビキビとした歩行といった適度な活動の方が功を奏します。
 2炎症を起こさない食事をする事。炎症はそれを受けた箇所での栄養と免疫活動をさらに獲得する為のからだの反応ですが、リューマチなどの自己免疫病では正常な組織を誤まって攻撃してしまう可能性があります。私の言う食事とは、具合の悪い炎症を減らし、豊富なビタミン、ミネラル、繊維を提供する為特に選ばれた、未加工のものをまるごと食べるという事です。果物、野菜、冷水産の脂肪に富んだ魚、精白していない健康によい穀物、オリーブオイルなどです。
 3魚油とビタミンDを摂取する事。魚油はエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を適切な比率で含む油です。
 4鬱に特効のある薬用植物を摂取する事。ロディオラ・ロゼア(*主に中央アジア、シベリア東部、ヨーロッパ北極圏地域の標高が高い砂地に自生するベンケイソウ科の多年性植物ーネットより)などの薬用植物等。
 5呼吸運動をする事。舌を押さえ息を吸う(4回数える)、出来るだけ息を止める(7回数える)、舌を解放し息を吐き出す(8回数える)。この4:7:8の比率が大切。
 6認知行動療法を試す事。「うつ病などの精神疾患は、物の見方=認知のゆがみが原因になっているケースが少なくない。その認知を自ら修正することで、よりよい行動に移す精神療法の一つ。物事をすべて白か黒かで考える、自分に関係ないことまで自分の責任だと考えるなどは、認知のゆがみの例。米国では20年ほど前から注目され、日本でもここ数年、関心が高まっている」(コトバンクより)。習慣となっている、世と自分に対する前向きでない考え方を克服するのに役立ちます。
 7笑う事。
 8メディア露出を制限する事。電子メディア(テレビ、ウエブ、eメイル等)に1週間でどれ位時間を費やしたか調べ、その25パーセントを切り捨て、自由になった分を自然観察に出かける、運動する、友人たちに対し面と向かってコミュニケーションを行なう等々に活用する事。
 9赦す事。
 10感謝する事。
 如何ですか。聖書でも特に9と10が強調されています。
 「もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます」(マタイ6:14)。
 「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(テサロニケ第一5:18)。