ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アンドリュー・ワイル博士による記憶喪失と戦う為の8つの方法

 2012年10月29日のアンドリュー・ワイル博士のサイト(http://www.drweil.com/drw/u/ART02007/fight-memory-loss.html)では、上記の題で、記憶の喪失に関わる8つの提案がされていました。
 ワイル博士は米国健康医学研究の第一人者であり、伝統的な中国医学も取り入れ、人間の身体の持っている自然治癒力を引き出す治療法を、積極的に推し進めています。長らくハーヴァード大学で教鞭をとった後、現在はアリゾナ大学で教え、その傍らワイル・ライフスタイル研究所を設立し、有益な研究結果を公表しています。

 今回は記憶喪失との戦いという事で8つの方法を提唱していますが、米国と日本では若干異なるかも知れません。しかしいずれも基本的な事柄です。
 私たちは加齢と共にすぐ短い過去の事を度忘れし、その一方で昔の事をよく覚えていたりします。しかしそれが全く不可能に近くなると、認知症と診断されますが、特にアルツハイマー病でその事は顕著です。
 でも一時的な記憶喪失は概して正常な機能に影響を与えず、必ずしも時間の経過と共に悪化するわけではありません。そこでワイル博士は8つの方法を提示しています。最初の5つは生活様式の変化を推奨するものです。
1知性を鍛える事。「使わなければ失われる」という古い格言が、身体の他の部分と同様知性にも適用されます。クロスワードパズル、マインドゲーム(*知性を働かせるようデザインされたゲーム)をする事や、読書や教育の授業に挑戦してみると、脳のしなやかさ、強さを保つ事が出来ます。
2身体を鍛える事。身体運動は精神機能とよく相互関係があるようです。おそらく血行を促進するからでしょう。
3抗酸化物に富む食品、そしてω3脂肪酸を摂取する事。野菜や果物は抗酸化物としては最上の供給源です。お茶やブラック・チョコレートも貢献しています。*ω3脂肪酸不飽和脂肪酸の分類の一つで、、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などが特に栄養学から見て必須です。*抗酸化物は生体内、食品、日用品、工業原料において酸素が関与する有害な反応を弱めもしくは除去する物質です。
4アルコールを避ける事。脳細胞へのアルコールによる損傷効果は、医学文献で十分確立しています。
5ストレスを減らす事。瞑想やヨガのような息抜きの技術を学び、定期的に実行する事です。
 そして次に栄養補助食品を3種類摂取する事です。十分な量の葉酸や他のビタミンBを与える総合ビタミン剤を日々摂ります。それが身体から心臓発作や脳卒中と繋がりがあり、最近ではアルツハイマー病を増やす事が分かって来た、動物性たんぱく質の分解で生じる有害なアミノ酸であるホモシステイン(*血管内皮細胞など、内皮細胞に 対して、毒性を示し、その結果、血栓症や、脳機能障害を来たすおそれが指摘されています)を除去します。
イチョウ。脳への血行を増やします。記憶を強化する効果を提供します。(*11月13日のブログで、iireiさんからご指摘を受け、その評価は分かれるかも知れません。米国内ならという事かも知れません)。
7DHA。上記ω3脂肪酸の一つで、正常な脳の発達や機能の為に欠かせません。
8視力を支える処方食。抗酸化物、亜鉛ルテイン、ゼアキサンチンを提供します。*亜鉛は、目の網膜に最も多く含まれているミネラルで、視力回復に効果があると言われています。ルテインは葉の葉緑体や動物の卵黄・黄体などに含まれる黄色の色素<とうもろこしの黄色>で、やはり視力回復を促進します。ゼアキサンチンはほうれん草や パイヤ、マンゴー、トウモロコシの種子、卵黄などに含まれており、目の網膜などに存在して いる天然色素です。
 聖書には黙示録にこんなみことばがあります。
 「わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精錬された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現さないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい」(黙示3:18)。
 勿論この箇所は私たちの霊的な弱まりに対する処方薬としての聖書のみことばのみことばです。