ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

イタリア大型客船座礁横転事故

 2012年1月15日は日曜聖日、朝5時45分に起き朝刊を一瞥、食事して、自宅マンションから5分のJR線駅7時の電車に乗り、教会には8時50分に到着します。日曜学校に加わり、礼拝・食事の交わりをして、4時から再び礼拝に臨みます。7時過ぎ祈り会を終えて帰るともう9時30分過ぎ、それから夕食ブログ更新をすると、寝るのは翌日の午前1時半と、結構忙しいです。
 それで月曜に再度朝刊を読み直すのですが、そこで何やら得体の知れない「建物」が横転している写真が目に飛び込んで来ました。なんだこれは?と思って記事を読みますと、それはイタリアの大型客船コスタ・コンコルディア座礁横転した写真だったのです。

 それで早速他の記事を求めてサイトを検索し調べて見ました。座礁したのはイタリア半島北西部、ローマから遠くない地中海に浮かぶジリオ島という島の沖合でした。
 タイタニック号ではあるまいし、地中海で何が原因で座礁したのかと、記事を探って行きますと、何と船長であるフランチェスコ・スケッティーノが、正規の航路を進まず、乗員の一人であるこの島出身の接客係長を「喜ばせようとして」、島に接近し過ぎた事だそうです。船長の独断行為でした。右図が船長。

 この事故回収したブラックボックスから、港湾監督局のグレゴーリオ・デ・ファルコ氏との交信記録を解析したところ、船長は右舷船首の下に敷設されていたボートに乗り、デ・ファルコ氏が再三「船に乗れ!」と命じているにも関わらず、一人逃走してしまいました。勿論船長は船を放棄し、死者・行方不明者を出している為、業務上過失致死の疑いで逮捕されました。当然の事です。最高12年の禁錮刑だそうですが、かなり悪質です。交信記録はタイム誌電子版に英語で載っています(http://newsfeed.time.com/2012/01/17/go-on-board-transcript-shows-cruise-captain-resisted-returning-to-ship/#ixzz1jlw7xVvZ)。
 17日までの死者は7人、行方不明者は29人となっています。
 そのように人を喜ばす為に正しい道を外れて事故を起こし、しかも他の人々をも巻き込んで死傷者を生じさせてしまうのは、まさに聖書の言っている「罪」です。
 「ある人たちは、正しい良心を捨てて、信仰の破船に会いました」(テモテ第一1:19)。
 私たち信徒は何よりも「どのように歩んで神を喜ばすべきか」(テサロニケ第一4:1)という事を心がけています。でも常に大きな試練がありますから、その時挫折して正しい良心を捨ててしまい、信仰から離れてしまう人は決して少なくありません。上記箇所でパウロはそうした「信仰の破船者」が出る事を警告しています。もはや信仰の航路を歩めなくなってしまうのです。よほどスケッティーノのようにならないよう、警戒していなければなりません。
 そうして神の正しい道を歩んで人生を全う出来れば幸いです。
 「幸いなことよ。すべて主を恐れ、主の道を歩む者は」(詩128:1)。