ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

米国では今C型肝炎による死者数がHIVより多くなった

 サイエンティフィック・アメリカンサイトでは、2012年2月23日上記の題で記事を載せていました。1分でスクリプト付きの英語を早口でしゃべるキャサリン・ハーモンさんのルポです。
 HIV(=ヒト免疫不全ウイルス、エイズウイルスの事)は、米国で1990年半ばにその死亡者数がピークの55,000人ほどでしたが、今12,700人と減り、代わってC型肝炎ウイルスHCV)による死者数が、2007年段階でおよそ15,000人と凌駕するようになりました。45〜64歳となっていますが、いわゆる団塊の世代が多いようです。そして血液を媒介にどんどん広がっているようです。ですから1945年〜1964年生まれの人は、危険が高いので要注意です。

 静かな病気と呼ばれる病には幾つかありますが、このC型肝炎の場合も同じで、通常全く症状が出ず、気がついた時はもう完全に慢性化していて、それから肝硬変、肝がんへと進行します。
 およそ320万人の人が慢性肝炎にかかっており、米国では医療保険制度が整っていないので、検査にも赴かず、たとえそれが分かっても、薬などの処置が高価なので、飲めないという人が、格差拡大の中で多くいて、これがさらに今後死者数を増やす事になりそうです。
翻って日本の事情ですが、1976年私がマロリー・ワイス氏病で手遅れにし、出血多様で緊急手術した時、妹の友人たちから献血をかなりして頂きました。
 その時このC型肝炎ウイルスをどなたか分かりませんが、受け継いでしまったようです。病院備え付けの血液製剤の中ではなかったと思います。
 その頃は執刀した医者もこのウイルスに感染しており、私が退院した後病院通いしているうち、入院時知り合った患者さん(特に輸血なし)たちが、次々に肝炎と診断され再入院している事を知りました。やはり1945年から1964年頃までに生まれた年代の人々が多かったです。既に気づかず亡くなられた方も多いですし、肝硬変から重篤の肝がんにかかっている人もいます。
 日本では気軽に血液検査でこのウイルスやA,B型肝炎などが簡単に認定出来ます。ただ手ごわいC型、インターフェロンなどの治療法は、効果がよってまちまちで、とても撲滅まで行きそうも無い感じです。ですから研究者たちは今でも熱心にC型肝炎発症の仕組みの研究に取り組んでいるようです。
 では私はその後どうなったかと言いますと、慢性肝炎の状態は長く続きました。幾ら栄養のあるものを食べ、安静時間を長くしても、当時のトランスアミナーゼの値は100を越え、座して肝硬変から肝がんまでの過程を待つしかないのかと絶望的な気持ちでした。胃も全摘しており、それまで丈夫で病気らしい病気を一つもした事が無かったのに、手術で激痩せ、体力も極めて悪化し、再就職も困難な状態に陥りました。
 たまたまその頃家の近くで見た看板から教会へ足を運び、イエス・キリストを自己の救い主として受け入れました。それから不思議な事に値が100を切り、どんどん50近くまで下がって、安静状態を抜け出す事が出来るようになりました。この救い主を宣べ伝える為の力がついて来たのです。勿論現在の検査項目ALT,ASTが正常になったのはごく最近の事ですが、信仰を持つまではそんな事は全然考えられませんでした。そこで本日の聖書のみことばです。
 「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました」(詩119:7)。