ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

大規模な太陽フレアが磁気嵐を引き起こしている

 2012年3月9日のサイエンスデイリサイトでは、上記の題で米航空宇宙局からの情報を報じていました。

 太陽フレアというのは、簡単に言えば太陽表面の爆発による炎の事ですが、それが「コロナ質量放出」(*太陽活動に伴い、太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される現象)を生じさせます。この陽子と電子を主成分とする100万度を越えた超音速磁化プラズマが、太陽風となって地球にまで達するのです。それが強力な磁気嵐を引き起こし、宇宙の人工衛星に影響を与え、またオーロラを起こします。
 今回この超巨大な太陽フレアが3月に3回ほど生じ、それに伴う磁化プラズマが推定秒速2300キロという猛スピードで太陽を離れました。地球には減速されて秒速300キロ位で到達するそうです。生起した磁気嵐で、上記人工衛星だけでなく、私たちに縁のあるナビゲーションシステムや衛星通信が影響を受けます。それが3月8日から1〜2日続いたと見られています。
 私はその影響には全く関係がありませんが、車にそれを搭載している人々や、衛星放送を見ている人々は、多少の乱れを受けたかも知れません。
 他のサイトを見ますと、特に太陽風に含まれる高い放射線で(それに通常の宇宙放射線も)、人工衛星の場合その部品である半導体バイスの性能が劣化してしまうそうです。それを防ぐ設計はかなり難しいという事です。
 では人間ならどうでしょうか。或るブロガー(http://blogs.yahoo.co.jp/kirifurikogen/27972148.html)によると、「これがまともに地球に降り注いできたら、恐ろしい事に、地球は丸ごと電子レンジ状態になり、人間はおろか全ての生物が生きられなくなってしまうのです」とあります。巧みな表現です。
 ではどのようにして人間はこの恐ろしい太陽風から守られているのでしょうか。それは地球に存在する地磁気がすっぽり地球全体を覆い、太陽風を曲げ逸らしているからなのです。下左図も上のブロガーのサイトからお借りしました。

 創造論奉天文学者のジェイスン・ライル博士は、この地球を守ってくれている磁場が今からおよそ6千年前、地球が創造された時点から存在し、当時は極めて強かった事を述べています。この地球が自転を始めると、地球内部に電流が発生し、地球磁場が造られたわけですが、この電流は電気抵抗に出会い、時と共に減衰して来ました。当然磁場も弱くなって行きました。現在から眺めると、観測により100年毎に5パーセントほど磁場が減衰しているそうです。ですから逆に年代を遡ると、地球の磁場が6千年前には非常に高かった事が推測されます。それでも生命存続の為には非常に良い状態だったと博士は述べています。もし地球の年代が45億年も古いものであったら、その強過ぎる磁場の為、生命は存在出来なかったはずです。
 同じ創造論の科学者ラッセル・ハンフリー博士によると、世の科学者たちは過去において地球磁場の反転などが何回も生じた事を述べているけれども、その変動はノアの洪水の大激変に因るものとしています。しかしそれを含めても、地球の磁場は確実に弱体化しており、逆算すると最大8,700年、だいたい6.000年前の地球の誕生となります。
 その地球を守って来られたのは、それを造られた神です。神は地球を人の住処と定められた故に、こうした地磁気や地球を取り巻く大気によって、有害な宇宙線から私たちを守って下さっています。この神に背を向けている私たちは、その偉大な恩恵に気づきません。
 「天を創造した方、すなわち神、地を形造り、これを仕上げた方、すなわちこれを堅く立てられた方、これを形のないものに創造せず、人の住みかに、これを形造られた方、まことに、この主がこう仰せられる。『わたしが主である。ほかにはいない』」(イザヤ45:18)。