ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

北朝鮮のミサイル発車失敗

 2012年4月13日、北朝鮮はフィリピン東方沖に向けて長距離弾道ミサイルを発射しました。しかし発射後1〜2分で空中爆発し、黄海に落下しました。打ち上げは失敗したわけです。原因は1段目と2段目の継ぎ目の不具合で、分離した後爆発したとの事です。
 これが作動していて、下手に途中で落下した場合、沖縄などが影響を受ける事もあり得たわけですが、幸いな事に目標には全然及ばず、韓国の被害もなかった事で、皆様ほっとしておられるのではないでしょうか。

左画像は朝日新聞より拝借。
 北朝鮮がなぜ国際世論の非難を無視して、こうした野蛮な行為を実行したのかと言いますと、建国の祖金日成の生誕100年という事と、金正恩が第一書記になった事を祝っての行事予定の一つだったからです。
 それはまた北朝鮮の国威高揚という思いも指導者らの中にあったでしょう。そのように昔から人間は「自分を高く上げ」ようとする高慢な罪が度し難く付き纏っているのです。

 米国のハフポストサイトでは、この失敗は金正恩にいたく恥をかかせた事になるので、あくまで目標達成の為再度試みる危険性が実際に存在すると危惧しています。今後日本もその動向を注意し続けなければならないでしょう。
 聖書ではとりわけ神を否定する北朝鮮ばかりでなく、その神に背を向けている私たちに対して、次のような警告をしておられます。
 「また、彼らが神を知ろうとしたがらないので、神は彼らを良くない思いに引き渡され、そのため彼らは、してはならないことをするようになりました。彼らは、あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者です。彼らは、そのようなことを行なえば、死罪に当たるという神の定めを知っていながら、それを行なっているだけでなく、それを行なう者に心から同意しているのです」(ローマ1:28−32)。
 聖書では幾ら自分は正しいと思っている人でも、神の聖なる規準からすれば遙かに及ばない事が語られています。まさにこの失敗したミサイルのようです。そして何度も触れますが、この目標に及ばない、目標を外す、ミスをするという言葉が、ヘブル語ハーターであり、それが「罪を犯す」という意味になっています。威信を駆けるという高慢な罪(これは相当に普遍的です)は、神に砕いて頂くしか方法がありません。