ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

道路開通の妨げとなった関さんの森

 2012年4月20日、自転車でわりあい近くにある「関さんの森」を訪ねて来ました。

 私がこの森の保存問題を知ったのは、松戸に引っ越して来てから間もなくの事です。コトバンクによりますと、1964年に「船橋市から松戸市を経て、埼玉県を結ぶ幹線道路として都市計画決定された。しかし松戸市幸谷の予定路線は、『関さんの森』に隣接する、関さん方の庭の中央を通る計画で反対運動が起きた」とあります。ですから道路建設計画としてはかなり古いわけですが、2008年7月に松戸市は土地の強制収用の手続きに入った為、反対運動が先鋭化したのは新聞やチラシ等で知りました。『関さんの森を育む会」はイベントを催し、市との話し合いも重ねました。その結果翌2009年2月、松戸市は道路を屋敷外に迂回させ、強制収容はしないという事で、双方の合意に達したわけです。
 私が訪れた2012年はその道路の工事中で、夏には新設道路が開通する事になりそうです。この道路は正式には「都市計画道路3・3・7号(幸谷・二ツ木区間)という名称になっています。

 写真の左は国道6号二ツ木から見た計画道路。立ち入り禁止になっています。一方関さんの森の一部を右手に見ながら、盛んに建設工事が行なわれていたのは、幸谷(こうや)地区でその先が流山市、そして埼玉県まで続きます。

 確かにこの周辺は道路が狭く、いたるところで渋滞が起きており、自転車の運転も危ない状態です。しかしネットの情報では「コナラやシラカシなどが育つ屋敷林には,湧き水もあり,多くの昆虫や野鳥たちが生息しています。タヌキやフクロウもいます」とあるように、自然の豊かな里山となっています。

 小学生たちも理科の学習の為によく訪れています。ですから迂回したといっても、交通量が増えるとこの森も排気ガスで汚染されてしまうでしょう。車優先、自然なおざりというのは、実際この建設されているところを歩いて見ての実感です。
 関さんの森が当初の道路建設計画の邪魔となったのなら、聖書のイエス・キリストはどうだったでしょうか?
 「それは、こう書かれているとおりです。『見よ。わたしは、シオンに、つまずきの石、妨げの岩を置く。彼に信頼する者は、失望させられることがない』」(ローマ9:33)。
 この妨げの岩こそ救い主イエス・キリストです。この方を信じない人々は、つまずいて転ぶでしょうが、信じ信頼する者は絶対に失望させられる事がなく、希望を持って人生を歩む事が出来ます。
 関さんの森そのものは残されてよかったと思いました。