ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ジュリアン・アサンジ氏亡命へ

 ジュリアン・アサンジ氏と言えば、内部告発サイト「ウイキリークス」の創設者としてあまりに有名です。

 そのサイトでは、イラク戦争、アフガン戦争など米軍機密文書を暴露し、又その映像は世界を震撼させたと思います。
 そしてその内容の信憑性からしても、米国にとってははなはだ「不都合な真実」になった筈です。ですから次々と出て来る漏洩文書をそのまま放置しておくのは許せないし、責任者のジュリアン・アサンジ氏を何とかしないといけないと考えていたと思います。
 そのジュリアン・アサンジ氏ですが、名前からフランスで生まれたのかと思いました。しかしそうではなく、ネットの情報によりオーストラリアで1971年に生まれた事を知りました。そしてこのサイトの性格から当然身の危険を感じて、世界の各地を転々としていたに違いありません。
 2010年8月なんとスウェーデンにおいて、彼が強姦をしたという容疑で逮捕状が出されました。
 これは新聞等でも大々的に取り上げられましたが、私はこれは米国も絡んだ「捏造」ではないかと思いました。初動捜査のもたつきから容易に推定出来ます。不倫問題で大統領選共和党候補から降りたハーマン・ケイン氏を連想させます。アサンジ氏はその後姿をくらまし、改めて国際指名手配されました。
 そして彼は英国に渡り、そこで出頭して逮捕されました。その後は詳しい情報が分からず、やっと保釈されていた事が分かりました。しかしどうもアウンサンスーチーさんのように自宅軟禁の状態を余儀なくされていたようです。
 その間英国では着々と審査が進められ、容疑のかけられたスウェーデンへの移送が確実になりました。
 事実を知ったアサンジ氏は、もしスウェーデンに移送されれば、そこから米国に送られ、そこで何らかの報復措置がとられると考え、最悪死刑も考慮に入れて、英国のエクアドル大使館へ行き、その国への亡命を求めたようです。6月19日の事でした。そしてそこを「避難所」(=asylum)として、大統領に直接訴えるようです。
 その避難所ですが、聖書でも英語のrefugeで出て来ます。邦訳ですと「のがれる場所」となっています。
 「主はヨシュアに告げて仰せられた。 『イスラエル人に告げて言え。わたしがモーセを通してあなたがたに告げておいた、のがれの町をあなたがたのために定め、あやまって、知らずに人を殺した殺人者が、そこに逃げ込むことのできるようにしなさい。その町々は、あなたがたが血の復讐をする者からのがれる場所となる。人が、これらの町の一つに逃げ込む場合、その者は、その町の門の入口に立ち、その町の長老たちに聞こえるように、そのわけを述べなさい。彼らは、自分たちの町に彼を受け入れ、彼に一つの場所を与え、彼は、彼らとともに住む。たとい、血の復讐をする者がその者を追って来ても、殺人者をその手に渡してはならない。彼は知らずに隣人を打ち殺したのであって、以前からその人を憎んでいたのではないからである。その者は会衆の前に立ってさばきを受けるまで、あるいは、その時の大祭司が死ぬまで、その町に住まなければならない。それから後、殺人者は、自分の町、自分の家、自分が逃げて来たその町に帰って行くことができる』」(ヨシュア20:1−6)。
 旧約の律法にはこうした興味深い規定もありました。
 アサンジ氏が安全な場所を得て、また不正を告発する文書や画像を公開してくれたらと思います。