ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

世界保健機構(WHO)は福島原発核災害が健康に与えた影響を実際より軽く見積もっている

 「それゆえ、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。『あなたがたはわたしの言うことをないがしろにし、しいたげと悪巧みに拠り頼み、これにたよった』(イザヤ30:12)。
 2013年2月28日グリーンピースインターナショナルサイトには、上記の題の記事がありました(http://www.greenpeace.org/international/en/press/releases/World-Health-Organisation-downplays-health-impacts-of-Fukushima-nuclear-disaster/)。
 グリーンピースは、WHOが福島原発核災害の健康に与える影響について、極めて重大な情報を隠し、欠陥のある新しい報告書を公表した事で、厳しく批判しました。
 グリーンピースの核放射線専門家であるライアンヌ・トゥール博士は、「WHOの報告書は福島20キロ圏内の避難区域に住みながら、そこを速やかに去る事が出来なかった人々について、その災害による初期放射能放出の影響を、恥知らずにも軽く見積もっています」と言っています。

続けて博士は「WHOはこうした人々の放射線被ばく量を見積もり、福島で起こり得る長期にわたる影響について、もっと正確な事実を示すべきでした。WHOの報告が核産業を守る為の政治的な言明であるのは明確で、人々の健康を考慮に入れた科学的なものではありません」と言っています。
 ドイツの核専門家オダ・ベッカー氏の研究では、「20キロ圏内の人々は、おそらく数百ミリシーベルトといった大きな影響を与える放射線量に曝されたでしょう」とあります。彼女は福島工場施設の管理者である東電からの放射能放出のデータに基づくモデル化を駆使して、原子炉から10,15,20,40キロメートルに住む人々のあり得る放射線量を計算しました。彼女もグリーンピースと関係の深い人のようです。
 写真右ベッカー氏。
 WHOの報告は、そしてその情報操作では、福島災害により数千の人々が癌にかかる危険性があるという可能性を、ひどく軽く見積もっています。彼らは癌の増加の僅かな比率を強調して、その癌の影響を隠しています。そうした僅かな比率は、実際には数千の人々に危険性があるという解釈になるのです。
 トゥール博士は「WHOの欠陥のある報告書は、その責務を半分も残しています」「WHOと他の組織は福島災害の軽い扱いとその影響隠しを止めて、もっと汚染地域に住む数百万の人々を守る事に重点を置くよう求めて行かなければなりません」と言っています。
 WHOは国際原子力機関IAEA)の承諾を得て、地域住民の放射線放出の影響について報告を出しただけです。これを読まれた方は多くいらっしゃるでしょう。そして勿論失望されたと思います。