ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

東電は放射線被ばくを受けた米軍の増える訴訟に直面している

 「知恵のある人が愚か者を訴えて争うと、愚か者は怒り、あざ笑い、休むことがない」(箴言29:9)。
 2013年3月18日のブルームバーグサイト(http://www.bloomberg.com/news/2013-03-16/tepco-faces-growing-suit-by-u-s-troops-over-radiation-exposure.html)では、上記の題で記事が掲載されていました。
 福島原発事件では3・11の翌日から米軍による「トモダチ作戦」が行われ、空母ロナルド・レーガンの乗組員が多数被爆しました。

 その為最初2012年12月21日、その空母の乗組員8名が損害賠償として、合計2億2千万ドル(約209億円)支払うよう求めて、カリフォルニア州の連邦地裁に訴状を提出していました。乗組員の弁護士は、「東電と日本政府は共謀して、福島第一発電所からの放射能漏れが乗組員たちに脅威を与えないという偽の印象を与えた」ので、彼らは安全でない場所、原発からあまりに近すぎる所までなだれ込み、放射能に曝されたと言っていました。また特に日本政府は炉のメルトダウンについて白々しい嘘をつき、全てが制御された状態にあると、乗組員を安心させていたとも言っていました。
 今回3月の時点では、そうした訴訟を見た他の乗組員たちもそれに加わり、100人を越える(現在115人ほど)人々が原告団に加わったそうです。内容は各原告に対して損害賠償、懲罰的賠償、将来的な医療保障に対する基金設立費用を含め、合計すると上記の約2億ドルを10倍越えた20億ドルになるそうです。
 ちなみに当時の空母乗組員の数は5,500人で、訴訟に加わりそうな人はさらに増えそうだとの事でした。
 今のところ訴訟の対象は東電ですが、この巨額の賠償どう対処するのでしょうか?
 訴訟に強い米国の事、その額はあまりに多いですが、福島の住民はそれに比べると「スズメの涙」程度という事になるのでしょうか?
 また東電はそれでも破産しないで、つけを電力の消費者に回して切り抜けて行こうとするのでしょうか?
 嘘の代償は大き過ぎました。