ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

アメリカのユダヤ人の5分の1以上が、宗教をもっていないけれども、自分たちの事をユダヤ人であるという事を明確に認めている

] 「わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは人々から天の御国をさえぎっているのです。自分も入らず、入ろうとしている人々をも入らせません」(マタイ23:13)
 2013年9月30日のロサンゼルスタイムズサイトでは、上記の題でエミリー・アルパートという人が、ユダヤ系米国人にインタビューし、その記事を載せていました。
 最初に登場したマリリン・マクローリンさんは、土曜日の安息日に会堂に行き、そこでの儀式に参加して家に戻りますが、学んでいるのは旧約聖書ではなく、タルムート(口伝律法の学び)です。それには特に聖書としての力はありません。ラビ(学者)たちの解釈が多く含まれています。
 従って彼女が会堂に居て、ラビの説教を聞いても、心は冷えるばかりだと言っています。彼女ははユダヤ人でない人と結婚し、双子の娘がいますが、彼女らをどう育てるべきか苦悶しています。ユダヤ教を強要されずに、ユダヤ人としての同一性をどう保って行くべきか悩んでいるのです。ですからロサンジェルスにあるユダヤ人文化的共同体の「ショーレム」が、マクローリンにはほっと出来る所となります。それは「世俗のユダヤ人の教育、文化、社交の団体」です。http://www.youtube.com/watch?v=Yml1DgocQfM参照。

左写真はロサンジェルスショーレムの光景。
 米国の世論調査機関の新しい研究によりますと、ほぼ3,500人のユダヤアメリカ人に対して調査したところ、その5分の1以上が無宗教であると答えたそうです。でも自分たちはユダヤ人であるという認識でいます。一方15パーセントの人々がユダヤ人である事は「主として宗教の問題である」と見ています。ユダヤ人の3分の1以下にあたる敬虔なユダヤ教徒であると自称する人々は、神を信じていなければユダヤ人ではあり得ないと言っています。
 おそらくそうした少数の人々が、今のイスラエルを預言の成就でなく、世俗のユダヤ人たちによるパレスチナの占領と見ているでしょう。イスラエルを後押しする米国のロビイストたちは、大半が無宗教と考えられます。会堂(シナゴグ)でなく、ショーレムを拠点にする人々がますます増えれば、ユダヤ系米国人はさらに無宗教に近くなるでしょう。「これは、あなたが、あなたの神、【主】の御声に聞き従い、このみおしえの書にしるされている主の命令とおきてとを守り、心を尽くし、精神を尽くして、あなたの神、【主】に立ち返るからである」(申命30:10)という言葉が形骸化しています。パレスチナの人々を迫害し、それが契機となる戦争への道の備えは、この旧約の主の命令とおきてに全く反しているからです。