ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

遍在するヘルペスウイルスが、どうして時にガンをどうもたらすのか

 「「ほんとうに、彼は死ぬほどの病気にかかりましたが、神は彼をあわれんでくださいました。彼ばかりでなく私をもあわれんで、私にとって悲しみに悲しみが重なることのないようにしてくださいました」(ピリピ2:27)
 2013年10月10日のサイエンスデイリサイトに、上記の題で論文の紹介がありました。

 私たちには分からないかもしれませんが、大抵エプスタイン・バール・ウイルス(EBV)として知られるヘルペスウイルスに感染しています。そのウイルスは最悪の場合、私たちに伝染性単核球症の症状をもたらします。しかし時には、そして特に世界のある地域では、そうしたウイルスはガンとの関係がある事が分かりました。今研究者たちは10月10日のセル出版のセル(雑誌)で報じていますが、比較的害の少ない感染と、ガンをもたらす感染の違いが、少なくも一部はウイルス株(=(株は菌株=細菌の最小単位の事)自体にある事を発見しました。
 これは大変異なる公衆衛生リスクを伴う特異なEBV亜型が存在する事の初めての証拠となりました。研究者たちはワクチンやEBV感染を防ぐ為の別の戦略は、こうした最も病原性の高い、ガンをもたらす株を頭に入れて考案する必要があると言っています。
 ドイツのハイデルベルグにあるドイツガン研究センターのアンリ・ジャック・ドルクルーズ氏は、「EBVは重要ではあるけれど、無視されて来た病原菌です。それは実際にはウイルスの科の一つで、異なる性質があり、病気をもたらす可能性が高いのです」と言っています。
 ドルクルーズ氏とその同僚たちは上咽頭ガン(NPC)を持った中国人の患者から分離したM81と呼ばれるウイルス株のDNA塩基配列を決定する事で、その発見をしました。彼らの分析では、M81が感染能力と細胞内での複製の観点から、NPCから分離した他のウイルスと相当類似しており、感染し細胞内で複製する能力からすると、西洋の株のものとかなり異なる事が示されました。
 M81株は上皮細胞に感染し、正体を隠しやすいBリンパ球も含めたあらゆる細胞の中において、相当高いレベルで自然に増殖する事が出来ますが、正確にはどれくらい感染した上皮細胞がガン化するかは、まだ分かりません。
 「私たちの得た結果はEBV関連の病気の問題への取り組みで、自分の戦略を根本的に変更させる事になりました。現在の見解では、そのウイルスが本質的には全世界で同じであり、地域的な条件で、EBV感染の異なる結果が出る事を説明出来ます。病原性EBV株の可能性を秘めたものに注意を向ける事により、私たちは間もなくどうしてEBVが病気をもたらすのか、もっと良く理解出来るようになるでしょう。そしてそれはまた予防戦略を企画する助けともなるでしょう」とドルクルーズ氏は言いました。
 *かつて私もかなり重篤ヘルペスにかかりました。強烈なストレスがかかった時です。胸の真ん中から左半分に3層にわたり水泡が出来、3日間転げまわった後、病院に行き、手遅れにして帯状疱疹神経症になってしまいました。この痛みがんに匹敵します。
 ヘルペスと診断されたら、このEBV株の事も頭に入れて治療してもらいましょう。