8月30日国会正門前反原発集会
「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます」(マタイ7:7)。
反原発闘争では、5月21日大飯原発3、4号機運転差止請求事件の画期的判決があり、8月2日には検察審議会が東京電力の勝俣元会長ら旧経営陣のうち3人を起訴相当と結論付け、8月26日福島地裁は、原発避難者の自殺で東電に初の賠償命令を出し…と、このところ東電に不利な出来事が続きました。拍手喝采、今後もと期待していたところ、8月29日の東京新聞を見て、わが目を疑いました。
自民党の高市早苗政調会長らが、ヘイトスピーチと国会周辺デモを同列に扱い、デモ活動を規制強化する事を検討課題としている事が報じられていたからです。
ブログ仲間のSPYBOYさんがほぼ毎週参加している金曜のデモですが、私は最近あまり出席出来ず内心忸怩たる思いを抱いていました。しかしこの記事を読んで、これが実現したらまさに民主主義の根幹に関わるとの危機意識を抱き、発掘のアルバイト料から920円を捻出し、えいやと家を飛び出しました。地下鉄千代田線で国会議事堂前駅にて5時20分頃降りました。
ところがいつも向かう首相官邸前には、警官の厳重な警戒と規制があって進めず、デモ参加者の後をついて行ったら、何と国会正門前信号の東側に出ました。正面から議事堂を見るのは初めてでしたが、そこで首都圏反原発連合主催の集会が行われていました。
誰だか分かりませんでしたが、最初に聴いたのは検察審議会による東電の3人の起訴相当という結論に至るまでの、福島からの報告でした。次いで共産党の志位委員長、笠井、吉良氏のスピーチ、志位氏のは初めて聞きましたが、やはり場馴れしていてよどみないという感じでした。そして社民党の福島氏、メモを忘れたので記憶違いかも知れませんが、おそらく鎌田慧氏、最後近くなってから河合弘之弁護士(?)経産省前の脱原発テント村の代表者などが、切々と脱原発を訴えていました。画像右上志位氏、その右に立つのが笠井氏。
画像左福島氏。真ん中鎌田氏?右下河合氏?
本日は2人のおもろい男性による歌や、シンガーソングライターのしっとりとした歌も入り、およそ3時間が極めて充実したものとなりました。「『ヘイト』規制 国会デモにも広げる愚」(東京新聞社説)を怒った人々が、こんなにも多く集まった事で、私のみならず感極まった人々は少なからず居た事でしょう。国会のデモ規制という暴挙を断固拒否するぞ!!
たまたま雨の予報で休みとなった土曜日で参加出来ましたが、発掘は11月まで続きます(泣)。SPYBOYさん引き続き宜しく!