ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

さつまいもの葉の効用

 「川のほとり、その両岸には、あらゆる果樹が生長し、その葉も枯れず、実も絶えることがなく、毎月、新しい実をつける。その水が聖所から流れ出ているからである。その実は食物となり、その葉は薬となる」(エゼキエル47:12)。
 2015年1月14日のサイエンスデイリサイトに「さつまいもの葉はビタミンの良い源になる」といった題で、論文が紹介されていました。研究したのはルイジアナ州立大学農業センターのウイルマー・バレラ氏らです。
 さつまいもはアスコルビン酸(ビタミンC)と、幾つかのビタミンB群の良い栄養源として知られています。それらは人の健康の為に大切なものです。普通食べるのは根ですが、ある組織も食べられますし、栄養価も高いのです。研究によれば水溶性のビタミン類がさつまいもの根や葉に存在する事が確かめられていますが、どうしてそうしたビタミン類が、実際その草に分布しているのかについては、ほとんど情報が限られていました。ルイジアナ州立大学農業ンセンターのウイルマー・バレラ氏らは、科学誌に調査研究を発表しましたが、それはさつまいもの成熟した葉、また若い葉がビタミンB6や他の大切なビタミン群の相当量を提供できる事を示しています。
 「この研究の目的は『ボールガール』と『LA07-146』というさつまいもの広範囲の食べられる組織における、アスコルビン酸チアミンリボフラビン、ビタミンB6の含有量を決定する為でした。これらはルイジアナ州では大切なな2つの商業栽培品種です」とバレラ氏らは言いました。科学者たちは様々なさつまいもの組織のタイプを分析しました(成熟した葉、若い葉、若い葉柄、芽、蔓の部分、根の組織)。それは10月下旬、さらに翌年9月まで、ルイジアナ州立大学のさつまいも専用地から採取したものでした。
 研究者たちはまた第三の実験を行い、異なるさつまいもの根の組織から、水溶性ビタミンの内容量も研究しました。

 http://matsunokage.at.webry.info/201208/article_5.htmlより借用。
 分析によると、組織のタイプによっては、アスコルビン酸内容量全体の相違が示されました。若い葉が最も多くのアスコルビン酸量を含み、次いで成熟した葉や芽でした。芽はさつまいもの根、蔓、葉柄組織よりもかなり高いアスコルビン酸量がありました。「こうした結果は、さつまいもの葉組織アスコルビン酸の良い供給源であり、若い葉に最も高いアスコルビン酸量があるという、以前の結果を確証するものです」と科学者たちは述べました。
 この実験は葉組織においてチアミンが存在しない事も示しました。それは著者たちが以前の研究とは異なると言っている一つの発見でした。「このチアミンノ欠如は、栽培品種の相違で説明できるかもしれません」と彼らは説明しました。
 これらの結果はまたリボフラビンの量が、さつまいも組織のタイプで異なる事も示しましたが、葉においては一貫して高い量でした。成熟した葉は若い葉や根を含む他の植物の組織よりも高いリボフラビン量を含んでいました。
 葉の組織はまた他の組織と比較して高いビタミンB6を含んでいました。成熟した葉は根よりも3.4倍高いビタミンB6を含んでいました。一方成熟した葉は、根よりも2.3倍多く含んでいました」と著者たちは言いました。
 「芽の組織と若い葉も、根よりも多くビタミンB6を含んでいましたが、蔓と葉柄の組織は根よりも低い量でした」。
 バレラ氏らはアスコルビン酸リボフラビンとビタミンB6の内容量が、他の組織のタイプよりも葉の組織で高いと結論付けました。
 「結果的にはさつまいもの成熟した葉と若い葉が人の食事に対して相当量のビタミンB6を提供出来る事を示しています」と彼らは言いました。さらにさつまいもの葉のビタミンB6量は、ブロッコリー、アボガド、人参、バナナ、カリフラワーといった果物や野菜とよく比肩出来ると述べました。
 *戦争中はさつまいもとその蔓をよく食べたと、母親から聞かされていました。私が茨城の鉾田で栽培していた時は、葉の事は全く無視していましたが、今後農家の真似事をする機会があれば、葉も積極的に食べてみようと思います。