ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

フクシマの真実と内部被曝

 「真実な証人はまやかしを言わない。偽りの証人はまやかしを吹聴する」(箴言14:5)。
 私たちは2020年の東京五輪を前に見て、その日数が次第に狭まって来るのを実感します。そして政府やマスコミはその歓迎ムードを大々的に盛り上げようとしていますが、一方で同じほどの年月が後ろに去りつつあり、その当時の記憶が薄れてきています。しかしその3・11東日本大震災の真実を執拗に追究し、五輪などトンデモないと警告している人々は、少なからずいます。

 その一人がここで紹介する小野俊一氏です。onodekitaの名前でブログを更新しています(http://onodekita.sblo.jp/)。
 小野氏はブログで経歴が分かりますが、東京大学工学部精密機械工学科出身、東電福島第二原子力発電所に5年、本店に2年勤務してから退職し、熊本大学医学部に学士入学、血液腫瘍関係を専攻、卒業後熊本で内科医院を開業しています。
 つまり東電の技術者として原発の仕組みをよく知り、医者として白血病などフクシマの内部被曝の真実にも詳しい人です。こうした二つの経歴を持つ人は自分だけと言っていますが、ネットを見ると結構毀誉褒貶のある人です。しかし小野氏は人の注意を喚起する為の戦略だとして動じません。
 そこで2013年3月17日、奈良で行われた講演がユーチューブで公開されていますから(https://www.youtube.com/watch?v=WYVc9F3ub84)、是非そのサイトにアクセスし、個人的に判断してみて下さい。講演は100分に及ぶので、全て見るのは忙しい人にはきついかも。
 講演はフクイチの事故画像、グラフ、米国の動画等々を駆使し、非常に分かりやすく私たちに語りかけています。長時間にも関わらず、淀み無く作為的なものを感じさせません。
 私が学んだ事を幾つか要約して挙げます。
1.ウラン235と現在注目のセシウム137のほかは、ストロンチウム90といった内部被曝の深刻な同位元素が意図的に隠されている。
2.福島第一原発事故原因は津波ではなく、地震当時東に2メートルずれ、50センチの地盤沈下が生じ、主蒸気系配管がめちゃくちゃに破壊された為である。そこに津波は入って来なかった。
3.1号機と3号機の爆発は全く異なる。1号機は爆発の煙が横に広がっているが、3号機はまっすぐ上空に向かって縦に広がっている(スカイツリー位の高さ)。これは米国における核爆弾の実験の煙と全く良く似ている。オレンジ色の煙の周囲の鉄骨がもやしのようにひしゃげている。数千度でないとこうならない。チェルノブイリともそっくり。中性子線が上がってあんな状態は核爆発しかない。3号機のプールは瓦礫ばかりだし、プルトニウムを使っているので始末が悪いが、誰も放射能が出ていると言わない。3号機のどこにも人は近づけない。
4.レベル7の大事故で、セシウム137で言えば広島原爆の168倍と計算出来る。広島原爆の少なくも1000発分降っている。政府発表よりずっと多く、福島復興なんて出来ない。いまだ原子力緊急事態宣言は継続中。
 結局人類には、原子の火は止めることができない。30年で廃炉は現実的には無理。今後も、再臨界を何度も起こす。収束法は、だれも知らない。人類史上最大、最悪の災害。地球上にいる限り、この災害から逃れることはできない(全員が当事者)。
 小野氏はそれから各地での放射能による奇形の例を幾つか出しています。
 北は北海道から南は沖縄まで、同じような草木や野菜の奇形が一杯出て来ています。動物も然り。虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えて行く番だと主張します。
 内部被曝による癌・白血病ばかり注目されるが、本当に怖いのは細胞の壊死である。心筋梗塞脳卒中、認知能力低下などが増えている。セシウム被曝で循環器疾患が増えるのは、3・11から6年後、これから増えて来る。
 除染で言えば、ロシア、米国、フランス、イギリスも諦めたのに、日本だけ国土狭いから出来ると言っているが、高圧洗浄機で出来るわけがない。
 これからどうするか?
 絶対にあきらめない、あきらめたら「おわり」。味方をイナゴのように増やす。東電本店だけではなく、営業所にも抗議電話をする。自分の問題として考える。自ら調べる。この程度の被曝と言わない。女性的なしつこさが必要。女性のネットワークは金が関与しないから強い。
 私は全うな意見だと判断しました。とにかく語り口が鋭いです。継続してブログを読む事をお勧めします。正しいにせよ、間違っているにせよ、とにかく真実の一端は示されていると確信します。

**13日夜9時近くやっといわき勿来町の自宅でネットが閲覧出来るようになりました。しかし5日に223ccのバイクに乗って、無事我が家に到着したのに、すぐ常磐線で引き返す時、あわててメガネを落とし、11日の引っ越しの日に気づかず、荷物の下敷きで潰れてしまいました。それで眼鏡屋さんに行ったら、途方もなく白内障が進んでおり、ただ眼鏡を作っても無駄と言われました。なので14日白内障の手術覚悟で、徒歩で行かれる呉羽総合病院に行ってみようと思います。もしバイクが使えないと、充実したスーパーまで徒歩1時間はかかり、大変な時間のロスとなります。田舎暮らしの弱点(泣)
 眼の他は比較的順調で、これからコツコツ震災で損傷した箇所を修理する事になります。皆様心配して下さりありがとうございました。皆様のブログ閲覧はもうしばらく我慢です。とにかく眼を治さないと。私はこれだけ急激な眼の悪化は除染作業以来なので、放射能被ばくの関与を疑っています。