ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

糖質制限食

 「あなたは食べても満ち足りず、あなたの腹は飢える」(ミカ6:14)。
 京都にある高雄病院の医師江部康二氏は、自ら糖尿病にかかってから、その治療の研究に本格的に取り組み、「糖質制限食」の効果を立証して来ました。
 しかしそれには反対する医師も多く、私が体験入院した時は、初めてインスリン注射を併用しながら、3度の主食を食べて来ました。その為血糖値も平均値も正常に近くなりましたが、退院して経済的理由からインスリンを止め、ウオーキングを主体によく動いていたのですが、食後の血糖値は200を超え、平均値も7.3位に戻ってしまいました。
 いろいろ経口薬を変えてもらって試して来ましたが、全く好転しませんでした。食前だと副作用が強いし。
 そんな時江部氏の『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』を読み、合併症の怖さが改めて骨身に染みました。
 「血糖値が200mg/dlを超えると血管内皮に障害が起こり、特に220を超えると即座に血管内皮の障害が増加するといわれています。そのため、血糖値が200を超える時間が長いほど血管性の合併症の危険は高まり、心筋梗塞などが起こりやすいということになるのです」。私のマンションでも近頃そうした血管性の病気で亡くなった人(68歳)が2人居ました。


画像はhttp://sasunsasun.exblog.jp/23340643からお借りしました。
 私も以前主食を大幅に制限する実験を行い、確かに平均値を正常に近く持ってゆくことが出来ました。それで新年度からは、最初からではなくてももう一度挑戦、徐々に3食の主食をやめてみようと決心しましたが、結局守っていません。
 左の画像を見て下さい。全てを網羅してあるわけではありませんが、何と制限の多い事か!もう泣きたい位です。ブログ仲間で、毎日の食事内容を写真で公開しておられる方は多いですが、これまで参照して作って来たものはほとんど駄目です。 
 これからはNGでないものをうまく組み合わせて食べるしかありません。
 引っ越しに備えて玄米を買っておき、今毎日食べていますが、本当の糖尿病の人はかえって危険だそうです。例えば江部医師の場合、玄米ご飯1杯(180グラム)食べると、食後2時間で血糖値は260まで上がってしまいます。
 正直言って、これでは食べ物を作る楽しみが無くなってしまいます。
 1976年に食道裂傷で胃を全摘しましたが、16年ほど全く血糖値は正常でした。ところが1989年に大腸の上行結腸と胆嚢を除去する手術をしてから、僅か2〜3年のうちに高血糖になり、以来ずっと血糖値・平均値は下がりませんでした。2007年松戸の専門医は、私の経歴を見て、首をかしげていました。おそらく腸肝循環のどこかに解明されていない内因子のようなものがあって、異常になってしまったのだと思います。顕著なのは正常なら胃に存在する内因子とビタミンB12が結合して腸から吸収され、正常な赤血球になるのに、胃が無い為その母細胞の赤芽球が巨大化して、貧血を起こす例です。また腸肝循環の異常は、ここ15年以上総コレステロールが一桁の90位しか保てない理由の一つにもなっているのではないかと思っています。
 糖尿病は何より合併症が怖いです。是非気をつけて快適な食生活を送って下さい。